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落ちてく音楽リスト


前の記事からの続きです。

前回の記事をまだ見てないよ!という方は、
見てもらってからの方が、今回に繋がりやすいかと思います。

前回の記事↓


前回は、
「落ちて行く幸せ」についてを
それは何であるかから始まり
それとは音楽の中にあり
その「落ちて行く幸せ」がある音楽とは
実際どんな音楽なのか
そんなところで終わりました。

そんなわけで今回は、
実際に私自身の「落ちてくMUSICリスト」の中から
落ちて行く幸せを感じる音楽を
少しだけ紹介して行きたいと思います。
興味を持たれましたら、
是非とも聴いてみて下さい。


その前にひとつ注意事項とお知らせです。
私の「落ちてくMUSICリスト」の多くは
アイスランドのアーティストの音楽です。
アイスランドが無性に好きなのです。
なのでまずはアイスランドMUSIC から、
いくつか紹介させていただきたいと思います。


まずはアイスランドの代表的アーティスト、
Sigur Rós (シガー・ロス)
の音楽を紹介したいと思います。
このシガーロスの世界観恋しさに、
アイスランドへ2度訪れました。
アイスランドに住みたいです。

【落ちてくMUSIC 1曲目】
Heysátan / Sigur Rós

アイスランドがどんなに美しい場所であるか、この美しい音楽が教えてくれているようです。

〈落ちて行くポイント〉
安心安全な場所、美しい場所へと落ちて行く、そこでは雲がただ漂うように、静かに静かに、音と共に落ちて行く

※〈落ちて行くポイント〉は全て、私の完全なる独り言です。落ちて行き方は人それぞれ。

【落ちて行くMUSIC 2曲目】
Vaka / Sigur Rós

この映像が撮られている場所、アイスランドの Álafossは、シガーロスの音楽スタジオがある場所です。今もあるのかな。10年以上前、ご縁があって、この Álafossにある彼らのスタジオの中に入らせていただき、見せてもらったことがあります。そんなお話もまたどこかで書いていけたらいいなと思います。

〈落ちて行くポイント〉
遠いノスタルジーを迷いながら落ちて行く、スローモーションの中をゆっくりと、辿り着いた先に、何を見つけることができるだろうか、どこか懐かしい場所を彷徨い、光が滲んだ空が薄く広がっている

【落ちてくMUSIC 3曲目】
Glósóli / Sigur Rós

シガーロスが止まらない。これでシガーロスは最後にします。少しアップテンポなものを最後に。
こちらの動画、2分10秒過ぎぐらいから演奏は始まります。盛り上がりを見せるのは7分過ぎくらいから。お時間あればフルで聴いてみて下さい。

〈落ちて行くポイント〉
音の中を漂い定まっていないところから、希望の光が力強く差し込み、そこへ向かっていく、一本の光の道がそこへ繋がって行くよう、落ちて行く先、まばゆい光が降り注いでいる



【ここで少し休憩タイム】

ここまでシガーロスの音楽を3曲紹介させていただきました。シガーロスは「陰」が強めのアーティストだと個人的には思っていますが、この陰のエネルギーを強く持つ彼らが、陽に転じた時のエネルギーの凄まじさは本当にすごいです。ライブなどで機会があれば是非感じてもらいたいのですが、清くて深い光が一面に輝き降り注ぎます。暗闇を抜けた後の、なんとも言えない力強い清らかな光。

前回の記事に書いた「陰陽」のお話にも繋がる光です。陰の中にある陽の光。陰の中にあるからこそ、その光は「光」とはどういうものかを知っている。そんな奥深い輝きがあるように思います。そうして陰の中の光は内側から溢れ出し、陽へと転じて行くようです。

【落ちてくMUSIC 4曲目】
We Contain Multitudes / Ólafur Arnalds

紹介したいアイスランドのアーティストはたくさんあるのですが、今回はもうひとつだけ。アイスランドの天才作曲家 Ólafur Arnalds(オーラヴル・アルナルズ)です。彼の弾くピアノと降り注ぐストリングスの音色、泣けます。

〈落ちて行くポイント〉
ばらばらに散らばっていたものが、細やかに集まって綺麗に整えられて行くような、終わりを迎えたものがいよいよ始まっていく、その時は来たのだろうか、優しく入ってくるストリングスは何を運んできたのだろう、宙に漂う羽根のように


【落ちて行くMUSIC 5曲目】
Storm / Godspeed You! Black Emperor

「落ちてくMUSIC 」の最後を飾るのはこの曲。カナダのポストロックバンド Godspeed You! Black Emperor です。
落ちてく音楽選手権があるとしたら、この曲は間違いなく上位に入ることでしょう。
20分越えのかなり長い曲ですが、最初から7分辺りまでがおすすめです。その後はあまり聴かないのでよく知らない世界です。
前回記事のタイトル画像は、このアルバムのジャケットからです。

〈落ちて行くポイント〉
少しずつ少しずつ、降り注ぐ光、上昇して、たくさん呼びかけを受け、光の洪水、回転し、そして静かに落ちて、生まれて行くのです


以上5曲を紹介させていただきましたが、音を出せる環境でブログ見られている方も多くないと思うので、音の中へと入れる環境が整った時にでも、聴いていただけると嬉しいです。
秋の夜長のお供などに。
落ちて行きましょう。

ここで終わりかと思いきや、
実はまだ続きがあります。

続きと言いますか、
次回のタイトルに載せる「ある一節」があるのですが、始まりは「ただその一節を伝えたい」と言う思いだけで記事を書き始め、どう伝えたらよいかと書き進めているうちに、前回からの内容がつらつらと始まって長くなり、ここまで来てしまったのです。

あれやこれやと長い道のりとなってしまいました。
そしてまだその伝えたいストーリーに辿り着けていないという今この時です。

そんなわけで次回は、
「落ちてく」三部作最終回、
「全ての始まりの一節」を書いて行きます。

よければまた読んでいただけると嬉しいです。
長く引きずってしまってすみません。

ここまで読んで下さりありがとうございます。

次回、落ちてくシリーズ最終回お楽しみに!



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