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【映画】きっと、うまくいく|『正しい選択』ではなく、『選択する方法』を学べる映画

 親が干渉しすぎだということに気が付いたのは、大人になってからだ。
「思うままに生きろ」などと言われたことは一度もない。 
子どものためを思い、傷つけたくないから口を出す。
愛情たっぷりの親切心からくる干渉はものすごく厄介だ。 

今にして思えば、うちの親は自尊感情が著しく低い。
すぐに感情的になるので、それがイヤで「No thank you」が言えない。
自分のことなのに、親を説得するのに莫大なエネルギーを使ってしまう。

そのうち、どうでもよくなった。
こんなことがわかり始めたのは、自分が子育てをし始めてからだった。 

未来はどうなるかわからない。
実際、20年前の自分に今の自分は全く想像できていない。
自分の価値基準も大きく変わった。 

普遍的なことがあるとすれば「自分で選択する」ということの価値だろう。私が息子にできることは、自分の思う「正しい答え」を押し付けるのではなく、勇気を出すよう背中を押してやることだけだ。

というような、決意ができたので、息子に言ってみようと思っている。
おそ松さんに影響されて、ニートになりたいと言っている息子に
多少なりとも突き刺さってくれることを祈っている。

キャスト
監督:ラージクマール・ヒラニ
出演:アーミル・カーン, カリーナ・カプールほか

あらすじ
日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。 抱腹絶倒の学園コメディに見せつつ、行方不明のランチョーを探すミステリー仕立ての“10年後”が同時進行。根底に流れるのは学歴競争。加熱するインドの教育問題に一石を投じ、真に“今を生きる”ことを問いかける万国普遍のテーマ。Amazon作品紹介より