濡れる女性は、かわいい。
ピアノの森っていう漫画があるんですけども。
主人公のカイくんが、途中、事情があって「マリア」っていう女の子のふりをして、ストリップバーでピアノを演奏する時期があって。マリアの奏でるクラシックは、お客さんだけでなく、ストリッパーの皆さんの気持ちも盛り上げるので、「もうマリアのピアノじゃないと踊らない!」って言うダンサーさんも現れたりして。
そしてスタッフさんのひとりが、「あの子のピアノはね、女の身体だけじゃなく心まで濡らすのさ」って言うんですよ。わたしこれ読んで、なるほどなぁと思いました。
正直、心と体がどちらも濡れることって、とても難しいからです。
女性の身体が濡れる意味は、相手を受け入れたいと思ったしるし。
(もちろん、暴力の間で行われるそれは防衛反応なので、あくまでも愛情をもった相手に限って言えば、なのですが)
この人を、自分の身体の中に入れる準備ができたよ、ということで、スムーズに挿入を行うために、女性は濡れるのです。
だから、女性が濡れるためにはまず「心」が動かないと難しいんですね。
心が動くと、身体が濡れる。濡れた身体は快楽と幸せを呼び、心が満たされる。つまり潤った身体で行う性のスキンシップは、心をも潤してくれるんですよね。心が潤っていると、毎日とってもごきげんで、かわいい女性でいられます。
わたしは鍼灸師をしていますが、「ちょっとこの人カサカサかもしれへん」という患者様の女性はまぁまぁいらっしゃいます。身体の皮膚がカサカサ、というのはとてもわかりやすいですが、心のカサカサって、気づきにくいですよね。
でも、すぐにイライラしちゃうとか、あんまり毎日「やばいー!超楽しかったー!!」ってウキウキすることがないとか、身体に触れる・触れられることが少ないとかだと、もしかしたら心が乾燥しがちなのかもしれない。です。
身体の乾燥は血流をよくすれば改善するけれど、心の乾燥はどうすれば改善するのか?それはやっぱり、身体と心、両面からアプローチが必要なんだと思うんです。
身体は、「感じる」ことができます。見る、嗅ぐ、聴く、味わう、触れて、触れられる。でもこの感覚のセンサーも、意識して使っていない経路は反応が鈍くなってしまうんです。だからまずは、血流含め、身体の機能を保つことが大事。
そして身体に入った刺激をしっかりと受け取って、それを快感に変えることができれば、「きもちいい」や「うれしい」が心まで届いて、心の安定をもたらしてくれます。心は、五感のありとあらゆる刺激で影響をうけますが、やっぱり皮膚や粘膜への心地よい刺激はわたしたち人間にとって毎日でも必要なものなんだと思っています。やさしく安心できる触れ合いは、健全な心を育むからです。
日常で、「自分って濡れまくってるし、潤いまくってるなあ」って実感している女性はどれぐらいいるのでしょうか。あ、わたしはちなみにね、カサカサ筆頭です。今はもうちょっとほんまにあかんくて笑
でも、自分が超潤ってる、それこそ心も身体もどっちも濡れてる!ってときの状態は、体験したことあるからよくわかるんです。どうしたらそうなるかも、わかってます(わかっててもなかなかでけへんけどねっ!)。
そしてね、心がカサカサなときと、心が潤っているとき、どっちが毎日たのしい?って聞かれたら間違いなく後者なんですよ。だからわたしは心も体も濡れるコンディションでいたいし、そこを目指します。
女性は濡れてなんぼなんです。心も、身体も。
だから男性は、女性をたくさん濡らしてあげてほしいですね。
すきだよ、愛してるよって毎日言ったり、
かわいい、ってことあるごとに言ったり、
やさしく見つめて微笑んだり、
相手にしか見せない顔で甘えたり、
相手のことを性的な目で見て、すごく興奮することを伝えたり。
そのどれもが、女性の感覚を刺激し、身体を濡らしやすくします。
女性は濡れるとかわいくなるので、ほんと積極的に、濡れにいってほしい。毎日なにかにきゅんってときめいて、心も下半身もあたたかくなるような生活を目指したいですね(*^^*)
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うちの夫婦の場合は!!とか、結局こういうのは直接お話を聞いてなんぼやと思ってるので、もしご相談があったらどんどんLINEください。
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もちろん、特定のお相手がいなくてもOK。自分自身の身体や心について、ちょっと周りの人には話しづらいなぁ、でもえみすけにやったら言ってみよかなぁ、と思っていただいたら是非お話しましょうね。
あ、梅雨ですけど、雨で濡れたら風邪ひくのでちゃんとお風呂であたたまってくださいね(わかってるわ)。