さいとうえみり

ライター。ソトコトオンラインやハピキャンで執筆中。SDGs、ローカル取材、アウトドア系の記事が得意。 犬と自然の中で過ごすことが好き。実績やプロフィールは、実績・お問い合わせ記事をご覧ください。お仕事のご相談はsaitoemiri27@gmail.com まで。

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  • 繰り返し読みたい

    心に留めておきたいこと、元気が補充されるもの、また読みたいと感じたnoteを集めたマガジンです。

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    コーヒーを飲みながら読みたい、ほっとひと息つけるnoteを集めました。

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    コンテスト「旅する日本語」に応募した400字エッセイ

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    自主取材した記事まとめ

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    おうちの中で感じたことや、地元・岩手のことを書いたエッセイマガジン。

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ライター実積・お問い合わせ

※2021年9月更新 ライター・さいとうえみりの実積&お問い合わせページをご覧いただき、ありがとうございます。 経歴&プロフィール ・1993年生まれ(28歳) ・岩手出身・神奈川在住 ・2016年 大学卒業後、看護師として病院勤務(看護師・保健師国家資格有) ・2018年 ライター活動を開始 ・2021年現在 看護師・保健師を退職しライターとして活動中 実績私が特にお力になれる分野は以下になります。 ・SDGs・サステナブル・エシカル ・ローカル取材・インタビュー

    • 楽しく書けなくなった、あの頃の自分へ

      いつからだろう、エッセイを楽しく書けなくなってしまったのは。 最後の投稿から、気づけば2年半が経っていた。最初はただただ文章を書くことが楽しくて、純粋な気持ちでnoteを始めて。でもいつからか、書くことが苦しい作業になってしまって。 人と比べたり、反応の数を気にしたり。「スキ」の数が少ないから、自分の文章には魅力がないのだろう。そう思った。投稿するたびに自信をなくし、エッセイを書くこと自体が怖くなっていた。 今までたった一人だけ、私の書くエッセイが良いと、直接言ってくれ

      • 不安を連れて、7月へ。

        明日で6月が終わる。いつもなら「もう今年も半分おわるんだ」と時間の早さへの驚きと、焦りを感じていたように思う。でも今年は少し違う。7月になったら、縁もゆかりもない場所へ彼と犬といっしょに引っ越すのだ。 知らない場所へ行く時や新しいことに挑戦する時、いつも不安で逃げ出してしまいたくなる。今回もそう。今の場所にもやっと慣れてきて、今住んでいる街が好きになったところなのに、知らない街で仲良くやっていけるのか、環境に慣れるまでどのくらい時間がかかるのか。考えると不安になってしまう。

        • 土曜日の朝

          朝起きると、いつも犬のめいこが遅れてリビングへやってくる。いつもはわたしに抱き着き、おやつをもらうとすぐ寝室に戻っていくのだけれど、今日はわたしに抱き着いたあと「ここにいるね」という感じでクッションの上にちょこんとまるくなった。昨日は少し落ち込むことがあって、それを察したのかどうかはわからないけれど、ただ横にいるめいこ。 「さんぽにでも行こうか」 めいことふたりで朝のさんぽへ出かけた。土曜日の朝は、静かで、ゆったりしている。住宅街を歩くと、庭の掃きそうじをしている人や、ベ

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          なんでもない日

          なんでもない日が一番だなあと思う時がある。最近は体が暑さに慣れていなかったり、雨続きで気圧が低かったりで疲れやすく体の元気はないのだけれど、何でもない日を心穏やかに過ごせると安心する。 ある日。在宅の仕事を定時で終えて早めの夕食を済ませたあと、彼と犬のめいことソファでくつろいでいると、彼が「見て、空がきれいだよ」と言った。日が長くなった5月下旬の夕方の空。うろこ雲が青空に広がっていた。 彼はソファに寝ころびながら「ここから見ると絵画みたい」と言う。同じように寝ころんで見上

          なんでもない日

          進むために、手放した|2020年振り返り

          一年前に書いた、2019年の振り返りnoteを読んでみた。 その中に「一年後の自分がどこで何をしているか想像もつかない」と書いてあるけれど、本当に想像もしていない一年になったなあと思う。 住む場所も、働く場所も変わった。家で過ごすことが増えて、日常の様々なあり方が変わっていった。悲しくなったりうんざりしたりしながらも、日々の中の小さな喜びに気づかせてくれた一年間。 2020年は、いろいろなものを手放してきた。大きなものはこの3つ。 ・1人暮らし ・週5日の働き方 ・人

          進むために、手放した|2020年振り返り

          きみの誕生日を祝う、2回目のクリスマス

          「「めいこ、誕生日おめでとう~!」」 目の前に置かれた犬用のバースデーケーキには、真っ白なクリームと、赤い苺が乗っている。そして、数字の「7」のろうそく。めいこは「え?これ食べていいの?」と不思議そうな顔をしながら、遠慮がちにクリームを舐める。「いいんだよ、食べて。今日はめいこの誕生日だからね」そう言うと、2人の「おめでとう」の声を浴びながらカットしたケーキをぺろりと平らげ、満足そうに私たちの顔を見上げた。 クリスマス当日の12月25日。めいこは7歳の誕生日を迎えた。

          きみの誕生日を祝う、2回目のクリスマス

          空を飛ぶ

          朝の4時半。 真っ暗闇の中、2人でレンタカーに乗り込んだ。 少しずつ、朝が始まる。 空の色は濃紺から薄紫、橙へ刻々と変わり、一瞬の美しさから目が離せない。荘厳な長野県の北アルプスも姿を現す。感嘆の声をあげながら、風とともに田んぼ道を走り抜けた。 空がきれいな青に染まったころ。山の上の気球場に到着した。 膨らんだ気球は、近づくと想像以上に大きい。 頭上で炎がぼおっと大きな音を立てる。 とたんに体がふわっと浮かび、気づけば空を飛んでいた。 「わあ」 2人で顔を見

          犬の気散じ

          知らない場所にやってきた。栃木県というらしい。 知らない場所にくるのは、すこしこわい。おうちが落ち着くし、毎日おなじみちを仲良しのふたりと歩くのが、いちばん楽しいもの。 でも今日は、いつもと違うみち。 肉球から、ひんやり柔らかい、土の感触。 遠くから、水のおと。たくさんの木や葉っぱのにおい! 自然とひとつになっているみたい。たちまちこわさはなくなった。 楽しくなって、ズンズン歩いた。 橋をわたって、ごつごつした岩の上をあるく。 知らない景色がいくつもみえてくる

          新しいダイニングテーブル

          秋のはじまり、彼とダイニングテーブルを見に行った。 春。同棲を始めたころの部屋の中は、殺風景だった。ソファ代わりのヨギボーと、ローテーブルがひとつ。テレビ台がなくてテレビを床に置いていたから、視線を落とさなければいけなくて、ちょっと見づらい。お互いに持ち寄った家具はふたり暮らしには小さすぎるし、小さい冷蔵庫は食材でぱんぱんになることもよくあった。それでもふたりでつくる新しい生活は、私にとってささやかな喜びだったのだけど。 それから、インテリアショップやショールームに足を運

          新しいダイニングテーブル

          31文字のお守りをもらって

          えみちゃんに、短歌を詠んでもらいました。 エピソードを1つ送ると、お守りになるような短歌を詠んでもらえるという素敵な企画。 noteを通じて知り合ったえみちゃん。やりたいことはそれぞれ違うけれど、言葉についてや、これからやってみたいことを話すのが楽しくて。いつも新しいことに挑戦しているえみちゃんを尊敬していて。 ぜひ短歌を詠んでもらいたい!と思ってお願いしました。 お願いしたのは、「迷いそうになった時に、芯に戻れるようなお守り」。 過去に縛られてしまうことがよくある

          31文字のお守りをもらって

          秋のあたたかさ

          網戸から、涼しい空気が流れ込んできて心地よい。この前まで暑くて外に出るのも億劫だったのに、今は晴れの日がすごく気持ちいい。 この前最後の出勤日を終えて、いまは束の間の休暇を過ごしている。 平日の朝からカフェに行って、家に戻ってお昼を食べて、午後、穏やかな空気の中パソコンに向かっていると、なんだか不思議な感じ。 外を歩く人は少なくて、平日の街はまったりした空気が流れている。気持ちいい気温の中、外を少し歩くだけで気分が上がる。家に帰れば、犬が窓の近くで気持ちよさそうに日向ぼ

          秋のあたたかさ

          フリーライターになると決めた日

          少し前、フリーライターとして活動することを決めた。 フリーライターになることは、ライターを始めた2018年からぼんやりと夢見ていたこと。 取材をして、自分の言葉でなにかを伝える人たちをみて、「いつかあんなふうになりたい」とずっと憧れていた。 でも心のどこかで「わたしにできっこない」と決めつけて、独立への気持ちは自分でも見えないどこかに隠れてしまった。結局何がやりたいのか分からなくなり、何をしても中途半端な自分がつきまとう。 そんな中、独立を考えるようになったきっかけが

          フリーライターになると決めた日

          めいこ(犬)のモーニングルーティーン

          愛犬、めい(あだ名:めいこ)にはモーニングルーティーンがある。 毎朝同じような行動をするし、夜は散歩の時間になるとそわそわしだすし、犬には犬なりのルーティーンがあるらしい。家の中で一番早く起きるわたしは、毎朝めいこのルーティンを目撃する。 6:30、まずわたしが先に起きる。この時めいこも一緒に目を覚まし、眠そうな目でお腹を見せて「さわって~」とアピール。何回かお腹をさすって頭をなでた後、わたしは洗面所へ行き、仕事へ行くため身支度を済ませる。めいこはベッドの上で二度寝してい

          めいこ(犬)のモーニングルーティーン

          きみに会いに行く

          朝5時、着信音で目が覚めると、母からの電話だった。 こんな時間になんだろうと電話に出ると、母の声は震えている。すぐに、悪い知らせだと察した。 この自粛期間がおわったら、すべてに会えると思っていた。 忘れたくない2日間の、忘れたくない気持ち。 誰にでも話したい内容ではないのと、否定的に感じる人もいるだろうなぁと思ったので、有料記事にしています。

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          きみに会いに行く

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          自粛期間中に迎えた誕生日のこと

          外出自粛期間中に、27歳の誕生日を迎えた。 本当は有給を取って沖縄に行く予定だったが、この状況を考えて旅行は延期にすることにした。楽しみにしていたから少し残念だったけど、こればかりはしょうがない。今年はインドアバースデーだ。 誕生日の朝。休みの日はいつも昼近くまで寝ている彼が、珍しく早く起きてきた。 「おはよう」 「おはよう。カフェラテ飲む?」 そう言って寝起きにあたたかいカフェラテを淹れてくれたあと、何だかそわそわしながら買い物へ出かけて行った。今日は昼も夜も、手

          自粛期間中に迎えた誕生日のこと