18.植物の世界
あたりまえみたいに、グラウンディングしている。
存在の叡智。
必要なものを天から受け取り、不要なものを土にかえしていく。
生まれたままの、ありのままの、いろと、かたち。
植物の世界は、こんなにも、ゆるぎない。
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今日、自分が好きなものがわかった。
思い出した、という感じ。
自宅にいながら、リトリート体験ができるフェイスブックページに、いざなわれたからだ。
最初は、ほんの小さなめじるし。
フェイスブックの投稿に添付された画像に、そのサインがあった。
アメブロの記事を読みにいくと、そのサインは見落とすことができないほど、大きくなった。
そして、ひかえめな言葉とともに添えられた、一行のリンクから、素晴らしい世界に招かれた。
その世界で、思い出したのだ。
見失いかけていたもの。
言葉という枠だけが残って、抜け落ちていた中身。
わたしが好きなもの。
わたしが魅かれているもの。
わたしが大切にしたいもの。
どうしようもなく、湧きおこってくる、その衝動は、小さな種に秘められた、発芽の力。
伸びていく力。むすばれていく力。ひらいていく力。とじていく力。うれておちる力。
大地にかえる力。
フェイスブックの投稿写真を観たとき、
(声が聴こえる!)
と思った。
植物たちが、何か話しているから、私の中からも、応えたい想いがあふれてくる。
みずみずくて、かわいくて、やさしくて、ひたむきで、いっしょうけんめいな、葉っぱの色、かたち、雨の分子。
いっせいに共鳴している。
言葉を添えたフォトブックを創りたくなる。
そうして、アメブロに行くと、フェイスブックの投稿で、一枚ずつ、クリックしながら観ていた写真たちが、画面いっぱいに並んでいた。
すると不思議。
一枚ずつ観ていたときは、おしゃべりが聴こえると思っていたのに、アメブロの画面からは、ハーモニーが聴こえてきた。
(ゆったりと、耳をかたむける)
土をふみしめているような気持ち。
雨と土とイオンのにおい。
やわらかい日差し。風。
うごめく虫たちの気配。
自宅にいながら、そのことが体感できた。
(リトリート)
そう思った。
ブログでリトリートができるなんて。
そして、ブログを読み進み、挿入してあるリンクをクリックすると……
まるごとぜんぶが、大好きな世界!!
(こんな世界があるなんて)
ぜんぶの写真に「超いいね!」を押しそうになり、恥ずかしいので「いいね!」に変えて、すべての投稿にコメントを書いてしまいそうになり、恥ずかしいので、自粛した。
すべてが自然の中から生まれたもの。
かたちも。いろも。
色に癒されているのかもしれないと感じた。
色のセラピー。
植物の名前を、声にだして読んでみると、ふしぎなひびき。
名前のことだまに、スイッチが押されていく、
画面を見ているだけで、植物に備わる自然治癒の力が、しみとおっていく。
実際には飲んでいないのに、薬草茶の効能が、みなぎっていく。
やさしく。あたたかく。
まなざしのチカラだと思った。
被写体を見守るまなざし。
添えられた花の演出からも、お湯の温度からも、薬草を大切にする祈りが伝わってきて、〈いのちの循環〉を想う。
やさしく、力強い循環に、ひきこまれていく。
観るセラピー。
読むリトリート。
私が伝えたいと感じているものが、そこに息づいていた。
人の持つ内在力。癒えていく力。いのちの循環。
そのことを信じて、書いてきたはずなのに、見失っていたことに気がついた。
思い出させてくれた、植物たち。
あたりまえみたいに、グラウンディングしている。
存在の叡智。
必要なものを天から受け取り、不要なものを土にかえしていく。
生まれたままの、ありのままの、いろと、かたち。
植物の世界は、こんなにも、ゆるぎない。
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浜田えみな絶賛のフェイスブックページは、「薬草の手仕事笑み草」https://www.facebook.com/teshigotoemisou/?ref=page_internal
素敵なオーナーは、
「ココロと身体と薬草たちとつながる案内人のよーこはん」こと、堤 庸子さんです。
ハーモニーが聴こえてきたアメブロの記事は、「秋の雨に草たちも染まりだす」https://ameblo.jp/yakusouyokohan/entry-12635480382.html
(「クサノミチ」より、)
※画像の撮影は、堤 庸子さんです。
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ことばで温泉を湧き出させる
湯治の専門家 浜田えみな
スピプロ第10期
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