194.LAS式ソウルコーチへの道 ep.49 生まれたての魂に近づいていく
(癒し、癒され続けることで、どんどん、生まれたての魂に近づいていく)
できない原因があるなら、できる方法が同時に存在する。
それを解決する、自分だけの言葉を、クライアントは持っている。
ほかの人が聴いても、なんのことかわからないことでも、本人にとっては、世界が変わるほどの言葉。
本人にしか使えない魔法の言葉。
だんだん、近づいているのがわかる。
魂が望む、ものすごくシンプルなことに。
(何をやろうとして生まれてきたのか)
生まれた瞬間に忘れてしまった望みを、迎えに行く。
走り出しそうに、うずうずする。
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(承前)
◆確かにある「存在」
認定試験の準備をしながら、
(クライアント役で、何を話そう……)
と、考えていた。
(自分でも何を言っているのか、わけがわからなくなるような、ぐるぐるしたことではなく、コーチがやりにくいようなと感じるようなテーマではなく、30分という短い時間で、しっかりと着地できるもの)
認定試験のセッションは、特別だと感じた。
(いったい、どんなことが起こるのだろう)
(自分の中から、何が出てくるのだろう)
期待がふくらんでいた。
(すごいにちがいない)
そんな予感がしていた。
テーマを決められないまま当日になり、新幹線の中でも考えたけれど、決まらない。
丹田に意識を向けて、グラウンディングをしながら、
(魂の望みはなんだろう?)
(何をするために、生まれてきたのだろう?)
と、ずっと、問いかけてきた。
答はないけれど、「何か」があることが、体感できる。
(かたちも見えない。大きさもわからない。言語化もできない)
(だけど、確かにある)
その存在を感じながら、ここまできた。
だから、受講を決めた。
繋がりたくて、知りたくて、ここまできた。
仲間と重ねてきたセッション。
モニターさんと重ねてきたセッション。
100回以上のセッションを経て。
◆LAS式ソウルコーチング
思い返すと、とても不思議だけれど、認定試験のセッションは、コーチのときも、クライアントのときも、場所が部屋の隅だった。
1回目のセッションは、綜海さんが、くじで決めてくださったお相手と、2人で決めた場所。
2回目のセッションは、コーチが、その場で手をあげて立ち、クライアントが、異動するやりかただった。
どんどん、ペアができていくなか、吸い寄せられるように、まっすぐ、対角線の隅に向かっていった。
コーチは、お花が揺れるような笑顔で出迎えてくださり、たちまち、あたたかさに包み込まれた。
身体の向きや立ち位置のパターンをいくつも示してくださり、最高に安心で安全を感じる距離感で、グラウンディングを誘導していただくことができた。
そのようにして、セッションの準備が整い、いよいよ……
(私はコーチに、何を話すのだろうか?)
(どんなことが、自分の中から、出てくるのだろうか?)
話し始めたのは、現在の状況と、これからのことだった。
筆記試験に回答しながら向き合ったことだ。
LAS式ソウルコーチの認定をいただいたら、やりはじめたいこと。
これまでに学んできたもの、現在も学び続けているものとの、統合。
そのために必要だと感じている、あれこれ。
具体的に何をどの順番でやればいいかも、決めている。
でも。
(それは、魂の望みなのか?)
と、私は、感じているのだった。
小さいころから、〈物語を書く人になりたい〉と思っているのに、もう何十年も、真剣に取り組んでいないこと。できる気がしないこと。何を書いていいかわからないこと。
なのに、手放せないこと。
気づくと導かれ、選んでいるのは、人と話し、聴き、ふれ、伝えるという、対人援助的なセッションであること。
それらの学びに夢中になり、時間もエネルギーもかけてしまうこと。
そのために、創作をしていないこと。やる気になれないこと。
創作をするためには、集中できる、まとまった時間が必要だと感じていること。
(魂の望みではないから、創作ができないのか)
(ブロックがあるのか)
(対人援助がやりたいことなのか)
自問自答しているけれど、わからない。
コーチは、いっしょにいて、静かに聴いて、おだやかに、感じたことを伝えてくださった。
「両方はできないのですか?」
優しく言ってくださったとき、即答したのは
「無理です」
という言葉。
(ぜったいにむり!)
と思った。
(時間がない)
そして、コーチに、子どもみたいに、「なぜ、できないか」という理由を挙げているうちに、
(あれあれあれ)
と、気づきが生まれる。
「できない理由」があるなら、それを解決し、「できるようになるための方法」があることに。
自分の頭の中だけで考えていたときには、行き止まりだと感じた壁が、〈一瞬で扉になり、飛び越えてしまえる〉のが、「LAS式ソウルコーチのホールド力」だと感じる。
めんどうくさいことを、ぐるぐると話し続けているのに、ジャッジをせず、あたたかく受け止め、その全身で承認して、聴いてくださるコーチ。
包みこまれたまま話していると、「ぐるぐるしていること」に違和感を感じ、自分の中心からズレていることに気づく。
コーチが、
〈クライアントの中にある答があることを信じてくださっている〉
ので、その「調和的誘導」の力で、内側から答が、起ち上ってくるのだ。
その体感。
先の試験でコーチをしたとき、いきなり寄せられたクライアントさんの身体と、自分の身体との距離が近すぎて、幼少のトラウマがフラッシュバックしたように、
「怖い」
と感じたことを、一瞬で受け止めて、癒してくださった綜海さんの瞳と、その体感。
一生忘れないと思う。
その「癒し」のおかげで、
「私はコーチだ」
という碇を、下ろすことができた。
転移がはずれ、10ヶ月学び続けたLAS式ソウルコーチングの日々がよみがえり、自分から近づいて、クライアントさんのエネルギーをホールドしたいという気持ちが、あふれているのを感じた。
そのとき、そのままの、ありのままの自分を、深く受け止めてもらえることによって、起こったことに感銘を受けた。
変わろうとしなくても、変わる力が生まれている。
(癒し)
LAS式ソウルコーチングの場では、コーチにも、クライアントにも、「深い癒し」が起こっているのだと感じる。
(癒し、癒され続けることで、どんどん、生まれたての魂に近づいていく)
できない原因があるなら、できる方法が同時に存在する。
解決するための自分の言葉を、クライアントは持っている。
ほかの人が聴いても、なんのことかわからないことでも、本人にとっては、世界が変わるほどの言葉。
本人にしか使えない魔法の言葉。
認定のためのモニターセッションで、何度も、その言葉を聴いたことを、あらためて思い出す。
◆生まれたての魂に近づいていく
認定試験のコーチングで、私の口から飛び出したのは、
〈お店やさんをひらいて、店番しながら、創作する〉
お店やさんをやりたいと思ったことは、記憶の限り、一度もないけれど、母の実家は商店だった。
おばあちゃんのお店。
百姓をしながら、現金を得るために、養蚕をしたり、和裁をしたり、農業のあいまに、行商をして、お金をためて、商店を構えた祖母の想いが、繋がっているのかもしれない。
私が、お店やさんに並べるものは、これまで学んできた様々なセッション。
それらを、どのように、手にとっていただけるものにしていくか。
どんなふうに、並べるか。どんなお店にするか。
そんなことを、これから準備していく。
そのためにやると思ったら、わくわくした。
お店に品物を並べたら、好きなだけ創作をする。
お客さんが来なかったら、ずっと創作をする。
お客さんが来たら、セッションをする。
どちらにしても、やっているのは、好きなことだけ。
そういう世界が創れるのだと思った。
「両方はできないのですか?」
と、優しく尋ねてくださったコーチのおかげだ。
浮かんでいるビジョンは、子どものころに遊んでいた、お店屋さんごっこ。
石や、葉っぱや、木の実や、花や、折り紙や、おまけを並べた、何でも屋さん。
幼稚園の時に描いた、極太の原色のクレパスの絵のように、単純で、まっすぐで、迷いがなく、明快。
だんだん、近づいているのがわかる。
魂が望む、ものすごくシンプルなことに。
(何をやろうとして生まれてきたのか)
生まれた瞬間に忘れてしまった望みを、迎えに行く。
走り出しそうに、うずうずする。
冒頭で書いた文章を、再び、ここに、転載する。
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丹田に意識を向けて、グラウンディングをしながら、
(魂の望みはなんだろう?)
(何をするために、生まれてきたのだろう?)
と、ずっと、問いかけてきた。
答はないけれど、「何か」があることを、感じる。
(かたちも見えない。大きさもわからない。言語化もできない)
(だけど、確かにある)
その存在を感じながら、ここまできた。
繋がりたくて、知りたくて、ここまできた。
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(かたちも見えない。大きさもわからない。言語化もできない)
(だけど、確かにある)
その「何か」に近づいていく道を、伴走してくれるのが、LAS式ソウルコーチだと、感じている。
浜田えみな
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LAS式ソウルコーチ認定試験を受け、合格しました!
認定ソウルコーチ 浜田えみなです。
認定試験の日のことを書いています。長いので、分けて投稿しています。
この記事は、⑤『LAS式ソウルコーチへの道 ep.49 生まれたての魂に近づいていく』です。
①『LAS式ソウルコーチへの道 ep.45 認定試験開始まで』
②『LAS式ソウルコーチへの道 ep.46 筆記試験&実技試験』
③『LAS式ソウルコーチへの道 ep.47 講評と解説~認定式』
④『LAS式ソウルコーチへの道 ep.48 巣立ち ~さみしさの顕現~』
これまでの投稿は、過去の投稿から、お読みいただけます)
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