298.白澤裕子ちゃんとのてんけん隊復活! at 室生山上公園芸術の森(6) ~慣れていないとできない~
運動の前には、準備体操が必要なように。
脱皮を繰り返して、成体になるように。
(魂が、身体を使いこなすには、回路が必要)
イメージを具現化するような動きをしたいなら、筋肉を。
イメージを具現するように歌いたいなら、声帯を。
意図するだけで連動するしなやかさを。
(そういうことなんだ)
(本文より)
◆お絵描きフォト
◆慣れていないと、できない
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◆お絵描きフォト
「えみなさん、写真、どこで撮る?」
と、裕子ちゃんに言われて、
(そうだった)
(お絵描きフォト)
と思うと同時に、初めて見たときから、ずっと魅かれている、裕子ちゃんのブログのお絵描きフォトが、脳内に浮かぶ。
(旅する絵描き 木の葉堂 白澤裕子さんの「お絵描きフォト」作品)
その中の裕子ちゃんは、
〈躍動感と生命エネルギーに満ちている〉
〈風みたいだったり、光みたいだったり、祈りみたいだったり〉
〈もぎたて、むきたて、うまれたて〉
〈みずみずしさと、無邪気さと無敵さを備えて、輝きの中心にいる〉
〈きらきら。きらきら〉
(できる?)
と自問する。
たとえば、お絵描きフォトのことを紹介しているブログで、裕子ちゃんは、
〈自分がうきゃーってなる嬉しいイメージ〉
だと表現している。
(うきゃーっ)
という状態の裕子ちゃんの笑顔や、ふるまいを、私は簡単に思い浮かべることができる。
(あこがれと、うらやましさと、リスペクトを持って)
お絵描きフォトをしてほしいと思ったのは、
(うきゃーっ)
な私がいるのなら、逢ってみたいと願ったからだ
室生山上公園芸術の森のロケーションは、最高の舞台。
走ることも。歌うことも。耳をすますことも。寝転ぶことも。感じることも。
(思いのまま)
すべてを見守り、応援してくれるエールに包まれている。
裕子ちゃんが選んだのは、リーフレットによると、「螺旋の水路」と名付けられたアート。
説明には、
「水路の形は、作家が現地を訪れた際、とぐろを巻いた蛇が逃げていく様を表現したとも……」
と書かれている。
夢と現が融合する、ドリーミングな場所。
◆慣れていないと。できない
「えみなさん、好きに動いてみて」
と言われて、裕子ちゃんの構えるスマホの前に立ったとき、
(立っているだけじゃダメだ)
と思ったし、できるなら、
(うきゃーっ)
な自分を表現したい、と思ったけれど、
(どうやって?)
というわけで、なんのポーズも浮かばず、おもしろい動きもできず、固まったままのわたくし。
仕方がないので
「ちょっと走ってみるね」
と言って、少し走ったり。
腕を大きく振って歩いてみたり。
(無理…………)
螺旋の水路を離れて、うずまきのアートに移動しても、座るか、立つか。両腕をあげるか。
もはやポーズですらない。
はにかみ、といえば聞こえはいいけど。
撃沈しているトホホな私に、
「仕方ないよ。慣れてないとできない」
と、裕子ちゃんがかけてくれた言葉に、「開眼」。
ほんとうにそのとおりだと思った。
(慣れていないと、できない)
(いきなりは、無理)
運動の前には、準備体操が必要なように。
脱皮を繰り返して、成体になるように。
(魂が、身体を使いこなすには、回路が必要)
イメージを具現化するような動きをしたいなら、筋肉を。
イメージを具現するように歌いたいなら、声帯を。
意図するだけで連動するしなやかさを。
(そういうことなんだ)
私は、小学校1年生のときに作文を教えてもらって以来、「言葉を使いこなす」ということに夢中になり、ずっとやっている。
だけど、「身体を使いこなそう」なんて、思いもしなかった。
これまで、やってこなかったのだから、いきなりは無理。
でも、やりたくなった。
外見なんて、どうでもいいと思っていたけれど、
(使いこなしたい)
せっかくいただいた身体のすべてで、私は私を表現したい。
そう思って、眺めていると、ぎこちなくひきつった笑顔も、盆踊り的なポーズも、「初心者マーク」の自分として、愛おしく思えてきたし、どの自分の背中にも、翼が見えた。
実際に、翼が生えてきたような感覚まで生れている。
そして、写真を眺めていると、裕子ちゃんが描いてくれた翼が重なってみえている。
(この写真に、描いてもらった翼をコラージュしてほしい)
そう思い、そう伝えた。
写真には、あの日、お弁当を食べているときに、遊びに来てくれたアゲハチョウとか、テントウムシとか、ありんことか、水辺にとびかっていたトンボとか、水すましが残す水面の輪の軌跡とか、鳴き声だけが聞こえるカエルの気配とか、私が未来に持っていきたいものや、私を連れていってくれるもの、そんなものがちりばめられているようすが見えた。
その日のうちに、裕子ちゃんが送ってくれた2作品。
光の中にいる。
天使でもなく、鳥人間でもなく
山を根こそぎ巻き上げるような、たくましさ。
肩甲骨が熱を持ち、羽ばたきの振動と風が、頬をかすめ、髪が飛ばされる。
(イメージが具現化されるって、なんてミラクルで、パワフルなんだろう)
もう一枚は、イメージワークの話をしているときのフォトにお絵描き。
ちらばっているものが、かわいすぎる
(こんなふうに、話していたんだな)
裕子ちゃんのワールドの中に、自分がいる
作品を見た瞬間から、ドキドキして、文章にならない。
(翼が山なんて、どんなすごいの)
(こころの中の、きらきらしたものが、だだもれって、なんて美しいの)
って感じた。
〈毎日見る〉
〈いつも見ながら生活する〉
〈勝手に嬉しい方に運ばれる〉
裕子ちゃんが、ブログに書いていたので、さっそく、デスクトップPCの壁紙にした。
毎日見ていたら、ある朝、とてつもないメッセージがやってきた。
浜田えみな
どんなメッセージがやってきたかは、次回につづく♪
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