85.ジャイアンリサイタル「あなたのことを私に書かせて」ep.6 ~新井 智子さん編~
〈とめないで〉
という波動。
〈あふれていい〉
という波動。
それど同時に、からだの奥から、あたたかいものが突き上がってきた。
あっというまに、つつまれる。
たゆたゆと。たぷたぷと。
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5年前に創ったフォト歌集『手のような雨』(ジャイアンリサイタル!)を、みなさんのジャイアンリサイタル(作品でもセッションでも特技でもなんでも!)と交歓して、その体験を文章にしたいという(新たなジャイアンリサイタル!!)に、スピプロ10期の新井智子さんが賛同してくださり、遠隔で臼井式レイキを送ってくださった。
智子さんのフェイスブックの自己紹介は、女神様みたいな笑顔のプロフィール写真とともに、
「臼井式レイキ、シンギングリン、アニマルコミュニケーションを学びました。やりたいこと模索中のゼロスタート新井智子です。本質とつながり楽に生きることを目指しています」
と書かれている。
講座の中で、本郷綜海さんと、ご自身の好きなことについてお話されている時の、智子さんの表情があまりにも素敵だったので、勇気を出して、私から友達申請したことが始まりだが、ブレイクアウトルームで、一度もご一緒できなかったので、智子さんとは初めてのご対面。
10時30分から30分間、レイキを送ってくださり、その後、zoomミーティングでシェア会を行うことになった。
十年くらい前に、現代レイキのレベル3まで伝授していただいたことがあるけれど、当時の記憶は〈寝落ち〉しかない。
授業のときも、練習のときも、いつも寝ていた気がする。
なので、返信がない場合は、家の固定電話に連絡してもらえるよう、智子さんにお願いした。
だけど、そんな必要はなかった。
ずっと泣きっぱなしだったので。
***
最近、ずっと、気持ちが忙しかった。
やりたいこと、やらなければいけないこと、公私ともに追われている。
グラウンディングも、デンして帰ってくるみたいなショートバージョンで、やったつもりになっていたように思う。
だから、智子さんがレイキを送ってくださる30分間、がっつりグラウンディングの時間がとれることは、今の自分に必要なギフトだと感じた。
私だけのために、智子さんがご自身の時間を使ってくださることも、なんてありがたいのだろうと思った。
そんなふうにして、始まったグラウンディング……。
スピプロのお別れ会で体験した、深く、美しく、魂たちが一体となったグラウンディングの記憶。
井上美須加さんに誘導していただいた「呼吸奏」の記憶。
それらを思い出しながら……
吸って、吐く。
いっしょにいるのに、気がついていないものたちに、意識を向けて、よりそう感覚。
からだの中を旅する感覚。
「呼吸奏」のセッションで、私は、私のとなりにいることができた。
(今日は、私と、もっと近くなれるだろうか?)
そんなことを思っていたら、声が聴こえてきた。
声というよりは、湧き上がってくる流れ、のようなものが同時に。
〈とめないで〉
という波動。
〈あふれていい〉
という波動。
それど同時に、からだの奥から、あたたかいものが突き上がってきた。
あっというまに、つつまれる。
たゆたゆと。たぷたぷと。
その体感に、
(〈じぶん温泉〉というのは、こういう感覚なんだ……)
と感じた。
***
次に、私が以前から抱いている、自分がとても癒される光景が見えた。
深い森の中、まるく差しこむ月の光に、静かに浮かび上がる小さな湖。
道とわかる道はついていなくて、たどりつける人だけが見つけられる、森に護られた場所。
蒼い夜と、月の光と、森の呼吸と、湖面のまたたきが、ひっそりと誰かを待っている場所。
その湖が、温泉になった(!)
いきなり、白い湯気があがってきたので、そうだとわかった。
あまりにも衝撃的で驚いたが、いつのまにか、温泉になった湖(かなり小さくなっている)に、はだかで飛びこんでいた。
あたたかいお湯につつまれ、深い場所までもぐっていったり、浮かび上がって背泳ぎしたり、ただ、浮かんで、月をながめていたり、ふたたび、頭からもぐっていったり、手足を動かして踊ったり。
〈かけ流しというのは、こういう感覚なんだ……〉
と、わかった。
***
すると、温泉になった湖に、動物たちが入ってきた。
対岸から、ぞくぞくと、熊とか、いのししとか、きつねとか、りすとか。いろいろ。
いつのまにか、人間も。
〈深い森の中、まるく差しこむ月の光に、静かに浮かび上がる小さな湖〉
〈道とわかる道はついていなくて、たどりつける人だけが見つけられる、森に護られた場所〉
〈蒼い夜と、月の光と、森の呼吸と、湖面のまたたきが、ひっそりと誰かを待っている場所〉
それが、ほかほかと白い湯気をあげる湖面に、わいわいがやがや、森の動物と人間がたわむれ、温泉を楽しんでいる光景になっている。
誰もいなかった森が、活気にあふれている。
それは、信じられない光景だった。
そんなことを、想像したこともなかった。
秘められた森の奥は、聖域だと思っていた。
湖が、温泉になった。
人も、動物も、誰もが、争わず、笑顔で、白い湯気につつまれ、月の光を浴び、森とともに共存できる。
誰もいなかった湖に、ほかほかした湯気と、ほとびた笑顔と、活気と生命力が満ちていた。
そんな光景に、連れていっていただいた。
智子さんのレイキ、ティッシュは箱での準備がおすすめです。
***
智子さんは、少し前にレイキのモニター募集をしたばかり。
すでに三人のかたにレイキを送られ、私は四人目だそうです。
人によって、体験はちがい、心に作用したのは、私が初めてだそうです。
レイキは、その人にとって、必要なところに届くのですね。
送ってくださっている時、30分が過ぎても、もっともっとやりたくなる、ずっと続けられると感じてくださったそうです。
私は、活気にあふれた森の中の天然大温泉で幸せいっぱい(笑)
智子さんは、シンギングリンを鳴らして、ご自身を統一され、精油を焚いてレイキされるそうです。
なんの精油かお尋ねしたところ、「パイン(松)」というお答。
私は、旧姓が「松本」なのです。
そして私は、屋久杉の成分を練りこんだ樹香を焚いていました。
だから、深い深い森にいざなわれたのかも。
レイキでこんな体験ができるなんて!
スピプロが始まってから、出逢う人や、起きていること、すべてが必然で、最高最善のタイミングで、つながっていると感じます。
智子さん、ありがとうございます。
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内なるマグマとつながって
〈じぶん温泉かけ流し〉
浜田えみな
#スピプロ10期
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