458.アルター
いつも座っている場所から、まっすぐに〈ソウルマンダラ〉が見える。
そのひかりがとどく。
つくってみてわかったのは、ほんとうに、氣が変わること。
そこから、別の次元へと、つながる道が通っている。
ソウルマンダラを、まっすぐ見つめるだけで、鎮まっていく。整っていく。癒えていく。
ざわざわしたものが消えて、中心にいられる。
風が吹いてくる。水のような風。
澄み切る。清々しい。素になる。
そんな現象の中にいる。
(本文より)
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神話のお話が聴きたくて、2022年の春ごろから、フェイスブックライブを聴き始めた伊藤智子さんのオンラインスクールの冬至のクラスで、
〈家の中に神聖な場所(祭壇:アルター)をつくる〉
というお話をされていて、そのことがなぜか、ずっと響いていて、5年近くそのままだった〈ピアノの上〉のスペースを、その場所にしようと決める。
介護のために単身赴任している実家での私の居住スペースは、勝手にどこかに行ってしまう父の見守りのため、玄関横の、かつては応接間的に使っていた部屋で、もう誰もひかなくなったピアノの上には、亡くなった母が、写真の額や、置物類を並べていて、飾り棚のようになっていた。
そこに、私も、いろんなものを置き始め、置く場所がなくなると、ピアノの蓋の上にも並べ始めたので、もはや、ピアノの面影はどこにもない状態。
それでも、そのまま、片づけようという気持ちにならなかった…… というか、それをする心のゆとりも、時間のゆとりもなかったのだけど、突然スイッチが入る。
〈魂の望みを生きる〉
アルターの中心には、以前、鯉沼果帆さんに描いていただいた〈ソウルマンダラ〉を掲げる。
白澤裕子ちゃんに描いていただいた「ひかりの子」や、中家かおりさんに描いていただいた「翼」や、ご縁があってやってきた天然石など。
いつも座っている場所から、まっすぐに〈ソウルマンダラ〉が見える。
そのひかりがとどく。
つくってみてわかったのは、ほんとうに、氣が変わること。
そこから、別の次元へと、つながる道が通っている。
ソウルマンダラを、まっすぐ見つめるだけで、鎮まっていく。整っていく。癒えていく。
ざわざわしたものが消えて、中心にいられる。
風が吹いてくる。水のような風。
澄み切る。清々しい。素になる。
そんな現象の中にいる。
(断捨離スイッチが入りだす)
(できることから身軽になる)
ちなみに、部屋の片付けをしていると、お金が出てくるというのは、本当だ。
(え! こんなところに!?)
という、存在すら忘れていた、紙幣入りの封筒が、マンガみたいに出てきて驚く。
それから、数年前の、新月のアファメーションを書いた紙片や、5年以内にやればいいと思って、そのままになっていた、医療費控除の資料一式や、どこにいったかわからなくなっていた指輪や、なつかしい人からのお手紙など。
アルターをつくったおかげで、空気清浄機みたいに、部屋の中はクリーン。
ソウルマンダラのひかりを浴)ているだけで、チューニングされていく。
(必要なものがやってくる)
(必要なものにみちびかれる)
一か所、そういう場所を整えただけで、こんなに変わるのだから、家じゅう、もっと風通しがよくなって、呼吸をしはじめたら、どんなにすごいことになるだろうと思う。
できることから(笑)
浜田えみな