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211.冬至のすごしかた(前編)~モデルさんごっこ・待ち合わせまで~

冬至 (1)

愛さんのモデルさんごっこに応募した。
なみえちゃんと参加した。
なみえちゃんと会うのは初めて。
グループワークのギャラリービューで隣同士になった時、表示された名前が

「なみえ」「えみな」

と、逆になっていることに気がついて、勝手に親近感を覚えている。

先日、クリシュナキリストカードという、とてもかわいいカードの一枚引きをしていただき、そのリーディングの深淵が、今の自分には、まだ観ることがかなわない、はるか水底に広がっているのを感じ、「生きざま全てで書いた」と伝えてくれた、なみえちゃんと、ゆっくりお話してみたいと思った。

対になった、なみえちゃんの名前を呼んだとき、自分の名前にも「なみ=波」という言葉があるとわかり、自分には翼ではなく、ひれがあるのだと思った。
すみずみまで包まれている体感。守られている体感。なみは、いのちのリズム。
どこまでも青い空が、たださみしく、羽ばたくことが心もとなく怖かった私にとって、海を往く感覚に目覚めたことは、とても大きなことだった。

そうしたら、お世話になっているセラピストさんから、二匹の魚の絵を譲ってもらうことになり、なみえちゃんとのことをブログに書いたときのカバー画像に似ていたから、驚いた。

なみえ

(いつだって、海は広くて、いつだって、自由で、いつだって、守られていて、いつだって、ひとりじゃない)
(なみは、いのちのリズム)

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撮影の日は、冬至。

満月から冬至に向けて、何かみえない力が動き始め、次の世界へと準備を始めている気配を体感していた。
久しぶりに会う人。初めて会う人。
この時期に関わる人たちは、キーパーソンだと感じた。
誰といっしょにいるのか。
何をやっていくのか。
やりたくないことは、もう、やれないようになっているのかもしれないと、気づいた。

(なぜ、私は、写真を撮っていただこうと思ったのだろう)
(発信したいと、出ていきたいと、深い場所で、思ったのだろうか)

***

10時50分に、北山駅で待ち合わせて、愛さんに教えてもらったカフェでランチ。
のはずが……

私は電車に遅れそうになり、駅までダッシュ。
せっかく久しぶりに化粧をしたのに、汗だく!
ふんわりしていた前髪も、汗でべちょべちょ!

乗り換え駅のトイレで、ふと見ると、髪の分け目のあたりがキラキラしているので、

(なんで?)

と思って、よく見たら、吹き出した汗が、髪と頭皮のあいだに残って、光を反射しているのだとわかって、茫然。

(小学生か)

と、思わず、手にしたハンドタオルをつっこんで、ガシガシぬぐった。

(なんなの、これ)

一方、なみえちゃんは、駐輪場に止めた自転車が倒れそうになったり、改札を通ろうとしたら、ICカードを忘れていたり、券売機に戻って切符を買っていたら、タッチの差で電車が行ってしまい、次の電車に乗ったら、降りた駅が北山駅の一つ手前で、しかも改札を出て、出口を探し始めるまで気づかず、あわてて、切符を買い直して、再び電車に乗り、ようやく北山駅へ到着できたのだという。 

そんなことが、本当に現実に起きるのか? 信じられないくらいの試練の中、待ち合わせのカフェに現れた、なみえちゃん。

(かっこいい)

と感じた。

受け取るものが大きいからこそ、たやすく手に入らないように「チャレンジ」が入るのだろう。
見事、それらをクリアして、ゴールした姿に、賞賛のファンファーレが鳴り響いているようで、少し、みとれた。

なみえちゃんを待つ時間は、私にとって、ギフトだった。

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ひとりで北山駅4番出口を出て、北山通を歩いたのも。
おしゃれなお店をのぞきながら歩いたのも。
パン屋さんでパンを買ったのも。

ランチのお店は、カメラマンの愛さんに紹介していただいた。
Cafe Eins(カフェ アインス)というそのお店は、開店したばかりで、まだ誰もいなくて、ドアを開けたとたん、すてきな絵が飾ってあるのが見えた。

お店のおじさんは、奥の席を薦めてくださり、そこにも絵がかけられていて、テンションがあがる。

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出窓にもたくさんの絵があり、まるで美術館みたいなのだ。

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「2週間ごとに変わります」

という声がして、ギャラリーカフェだとわかった。
私は、文章と同じくらい、絵を描くことや、観ることが好きだ。
思いがけず、絵に囲まれて、テンションがあがる。

しかも、展示されていた絵に描かれているのは、森の中の湖。
鮮やかに咲く花々。きれいな色の魚たち。月の光。

森の中の湖は、私にとって源の光景だ。

誰もいない、ひっそりと月に照らされていた森の中の湖が、ある日、とつぜん温泉になり、動物たちがわんさか入りにやってきた、「じぶん温泉かけ流し」のビジョンが、さらに賑わいを増していく兆し。
これから変わっていく自分に、エールを贈られた気がして、とても嬉しかった。

描かれていた光景は、生まれた星を巡る旅のときに見た、水面に靄がいっぱいかかった荘厳な湖に似ていて、思わず、小さな額に入った絵を購入。

そんなひとときが、なみえちゃんが、駆けつけてくれているあいだに、私に訪れた時間。

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楽しみにしていた、ルーベンというサンドイッチは、事前に予約が必要だったそうで、食べることができなくて残念だったけれど、別のおいしいサンドイッチとコーヒーをいただいた。

後編につづく。

浜田えみな

「鏡の向こうのなみえちゃんへ ~【クリシュナキリストカード 0番 FREEDOM】~」

〈じぶん温泉 かけ流し!〉~月の雫が落ちたら~

浜名亜弥さんの「2021年宇宙の旅」~魂のルーツと繋がる~


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