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361.名前むすび1 ~使命を具現化する器~
(「名前を好き」というのは、うけとっている証だと思う)
名付けてくださったかたの思いを。
生まれてきたことを。
名前が愛と祈りで、できていることを。
名前に秘められた「使命」を。
使命を具現化する自分を。
(本文より)
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名前のことだま®の創始者 山下弘司先生は、「名前」について、「顕在意識(見えるもの)」と「潜在意識(見えないもの)」を表す氷山モデルで説明されている。
海の上に見えている10パーセントにあたるのは、
「名前の表記(漢字やひらがな、その意味)」
「名づけの由来」
このことでわかるのは、
「ご両親がどのようなかただったかということ」
「ご両親がお子様に対して願ったことや、期待していること」
海の下の見えない90パーセントにあたるのは、
「音(ことだま)」
名前の音は、日本人が1500年以上前から使っている、やまとことば50音でできている。
やまとことばには、一音一音に、意味とはたらきがあり、その中で、「人との関わりの中で使っていくもの」、「人生を豊かにするもの」をとりだし、「名前」に特化して「使命」として体系化した「和の叡智」が「名前のことだま®」だ。
この部分を知ることで、名前に秘められた音が鳴り始める。
その共鳴が、名前むすびだと感じている。
(山下弘司先生が創始された「名前のことだま®」及び「名前むすび」については、ブログ記事「名前むすびについて」に掲載)
*******
大阪府豊中市のご自宅で、これから、イヤーコーニングセッションを展開されていく、青木晶子(しょうこ)さんに、「名前むすび」継続セッションを伴走するご縁をいただいた。
私は、山下弘司先生から「名前のことだま®」を学び、2009年にことだま師の認定をいただいてから、ライフワークとして、仲間とともに、ずっと研鑽を続けている。
名前のことだま®の話なら、何時間でも、何日でも話せる。
いつでも、どこでも。だれにでも。
だから、しょうこさんの名前むすび①の「使命鑑定書」は、すぐにできるはずなのに、結界が張られているかのように、とりかかれなかった。
なぜか、五十音すべてのことだまが掲載された「五十音全解」という、ぶ厚いテキストを読み返してみたり。
オンライン講座が始まってからの、何期にも渡って、改訂を重ねながら実施されてきた各講座のテキストを、読み返してみたり。
すべてに目を通したくなる思いに動かされ、寝落ちしながら、数日かけて復習。
(どうして、こんなに寝てしまうのだろう?)
と、毎晩思ったが、きっと、顕在意識から潜在意識へとシフトチェンジしていたのだと思う。
がんがん寝て、がんがん吸収(笑)。
昔のテキストには、「お宝」がちりばめられていて、夜更けに思わず、歓声をあげたり、すっかり忘れていた大切なことを思い出して、ノートに書かずにいられなくなったり。
(なんて、セラピーなんだろう)
山下先生は、ことだま師®になるための育成講座の中で、「学びの三段階」について、このように伝えている。
1 聴きながら学ぶ(生徒として講座を受ける)
2 伝えながら学ぶ(ことだま師®としてセッションをする)
3 教えながら学ぶ(講師として講座をひらく)
「名前むすび」は、前半は、山下弘司先生のテキストによる講義で、後半が個人セッションなので、「教える」ことと、「伝える」ことができる。
まさに、私は、しょうこさんのセッションを機に、「教える立場として」猛烈に復習したくなり、忘れていることを思い出したくなり、持っている資料に目を通したくなり、それをやった。
同じ文章を読んでも、受け取る器が大きくなれば、気づきがちがう。深みがちがう。
「伝える」と「教える」のステージのちがい。
そのことを実感した。
(原点に返る)
これが、今回の「名前むすび」で、私がもらった最初のギフトだ。
しょうこさんとは、これまでに全く接点がなく、セッションの申込みで、初めて名前を知った。
まったく知らない人に、名前のセッションをするのは、いつ以来だろう……と思い返すと、ことだま師®になったばかりのころは、
(全員がそうやったやん!)
と思い当たり、懐かしい思いがあふれる。十数年前は、
(全員が対面)
(全員が初めて会う人)
今より、ずっと未熟で、経験も少ないのに、
(よくやってたなあ)
と、驚く。
1回のセッションでは、とうてい伝えきれない和の叡智。
最初のころは、伝えたい思いがあふれすぎて、マシンガンみたいに話していた。
どれだけ話しても、あれもこれもと、伝えたいことがあふれるような未熟さで。
だから、「使命鑑定書」の2枚目以降が、巻物のように長かった。
今は、それは違うという気持ちになっている。
(ことだまは、成長していく)
(進化していく)
(とどまらない)
(無限の叡智)
(無限の可能性)
(無限の創造性)
使命のセッションを始める前と後で、そのかたのエネルギーは、すでに違う。視界が変わる。
変わらないのは「本質」のエネルギー。
本質にふれるキーワードが、どんなものにも化ける宝物だと、実感している。
受けてくださったかたに、お渡しする「使命鑑定書」の1枚目は、命名言霊学協会の規定で、キーワードだけと決められている。
とてもシンプルだ。
しかも、同じ名前の人は、同じ内容。
最初は、どうして、これでいいのだろう? と思っていた。
今は、だから、無限の可能性と創造性がひらくのだと、わかる。
自分の存在の質を高めていくと、名前のことだま®も高まっていく。
自分で思っている10%の力ではなく、残り90%の力を結んで、そのときのステージでひらいていく。
おなじ名前でも、おなじ音でも、使命を具現化する方法は、さまざま。
向き合い、ひもとくたびに、受け取るものが変容していく。
そのとき、その瞬間のアルケミー。
自分の魂の成長や、環境、時代、世相によって、必要なものを受け取り、具現化する歓び。
十数年経って、ようやく、実感をもって、その境地を伝えることができる。
伝えたい思いを受け取ってくれる人が、目の前に現れる。
名前の音にひめられた「使命」を知り、それを実現していくための和の叡智(一音使命、あおの法則、あわの法則、ひふみの道など)を体感していただく7ステップ。
それが「名前むすび」だと感じている。
![](https://assets.st-note.com/img/1674506694216-1Wcu9hDsXd.jpg?width=1200)
7回の継続セッションなので、シェアの時間をたっぷりとれる。
次のセッションまでの宿題も出せる。
少しずつ、ことだまの音を重ねていくことができる。
セッションを受けたあとの変容に、伴走できる。
終わったとき、さよならでなく、次の約束ができる。
次を楽しみにしてもらえるような、自分でありたい。
ことだまは、その音を発する人に還る力。
しょうこさんの名前のことだまは、私に還ってくる。
「えみな」のことだまは、しょうこさんに還る。
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(名前むすびの過程を、ブログなどに記録することに、しょうこさんから承諾をいただいたので、少し書きます)
最初に、自己紹介もかねて、
①どなたにお名前をつけていただいたか。
②お名前の由来
③お名前が好きかどうか
④ニックネームなど、お名前に関するエピソードがあれば。
⑤名前むすびに期待すること
をお話していただいている。
みなさま、それぞれに、ハートフルで、時にユーモラスなエピソードを話してくださる。
そこに現れるのは、当時のご家庭の様子だ。
ご両親や祖父母さま、ごきょうだいの姿。当時の会話が聴こえてくるようだと、いつも思う。
名付けの際には、たいてい、いくつかの候補の名前があり、その中から選ばれていることが多い。
しょうこさんの名前は、お父様がつけてくださり、「晶子」にしようか「昌子」にしようかと考えて、「晶子」にされたそうだ。
漢字の説明を聴いて、どちらの名前も「日」が重なっていることに気がついた。
名前のことだま®は、音なので、漢字の意味は扱わないけれど、名づけをされたかたのお子様への想いは、漢字の意味や、響きや、イメージすべてにあふれている。
「日」が三つある、しょうこさんのお名前のあたたかさと輝きに、お父様の想いを感じた。
(講座が終わってから、字源を調べると、「昌」の「日」は、太陽を表し、日光が輝くようすを。
「晶」の「日」は、星を表し、たくさんの星がまたたいて、明るく輝くようすを表していることがわかった)
しょうこさんが、ご自身のお名前が大好きだとおっしゃったとき、zoomの画面ごしに、そのゆるぎなさ、力強さ、喜びが伝わってきた。
「晶子」という字は、「与謝野晶子(よさのあきこ)」という著名な歌人の名前で浸透しているため、「あきこ」と呼ばれることが多いそうだ。
読み間違えられやすい漢字だと、そのたびに名前を訂正しなければいけないので、ご自身の名前にネガティブな感情を持つ人もいると思うけれど、しょうこさんは、そうではなかった。
「あきこではなく、しょうこです」
と伝えることは、ぜんぜん、嫌ではなかったそうだ。
晴れやかに、誇らしく、笑顔で伝えている様子が、しょうこさんから伝わってくる。
(「名前を好き」というのは、うけとっている証だと思う)
名付けてくださったかたの思いを。
生まれてきたことを。
名前が愛と祈りで、できていることを。
名前に秘められた「使命」を。
使命を具現化する自分を。
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名前むすび1では、やまとことばの「一音使命」という特質から、お名前の音に秘められた「三つの使命」を伝える。
しょうこさんの場合は、「し」「う」「こ」。
さらに、「しょ」という、「小文字を持つ人に付加されるスペシャルな力」がある。
「使命」は、望む望まないにかかわらず、なぜかやっていること、そうなっていること、導かれていることに現れていることが多い。
天にある神様の御魂が、命になり、御魂分けによって、人の身体に入り、名づけによって、天命である「使命」が、ことだまとなって降りてくる。その器が人。
(使命のエネルギーが、人という器に入り、人生の中で、どのように具現化されていくのか)
これまでの自分のこと。
ご両親のこと。
祖父母さまのこと。
名前むすびの7回セッションで、過去をひもとき、未来を創る。
名前むすび1~3では、ご自身のこれまでをふりかえっていただく。
しょうこさんがシェアしてくださった中で、いちばん印象的だったのは「う」の使命だ。
「う」は「母音」の持つはたらきもあるので、この音についてだけでも、何時間でも語れるくらい深いことだまだが、基本的な意味は、「素直に受け入れ、熟成し、生み出す」こと。
鵜飼の「鵜」の、いったん丸のみして自分の中におさめ、すぐに吐き出すのではなく、必要なタイミングで、出すという動き。
受け入れるときは、噛んだり、咀嚼したりしないで、まるごとそのまま。
そして、出すタイミングをのがさない。
このとき、呑んだ魚をすぐに出したら、川の中に戻ってしまうし、船に戻っても出さなければ、消化されてしまう。
(素直に受け入れたものを、必要な熟成期間を経て、タイミングを逃さずに出す)
教えや技術を学ぶときの、インプットとアウトプットのバランスとタイミングを、「う」のことだまは伝えている。
名前に「う」があるかたは、出逢う人の中にある、その力のスイッチをオンにする。
このことをお話したとき、しょうこさんがシェアしてくださったこと。
「私は、音楽講師として、生徒さんにピアノを教えていて、そのことをずっとやってきました!」
まずは、楽譜通りに正確に弾くことを教え、暗譜ができたら、表現へ。
生徒さんが、曲のイメージや、感情を、演奏でアウトプットする力を引き出し、サポートする。
「あいうえお」の母音は、天にある神様の御魂が分け御魂である命となって、肉体に宿り、使命を実現していくプロセスを表している。
「う」は、受け皿となる器である人間を表しているが、しょうこさんの話を伺い、「楽器」もまた、「魂」を「音」で具現化するための器だと、気がつく。
しょうこさんでなければ、咲かせられない花。
それを教えていただける。
(セッションって、なんてすてきなんだろう)
名前むすびは、まだ始まったばかり。
![](https://assets.st-note.com/img/1674472157193-Mh9AwU4Kge.jpg?width=1200)
*****しょうこさんからいただいた感想*****
先日は、1回目セッションをありがとうございました✨
1回目受けての感想ですが、ことだまにも、心の状態により使命(表)と注意点(裏)があるんだと。
やはり自身を整え、ゆとりを持って生きてこそ、本来の使命を遂行することに繋がるのですね。
使命鑑定書からは、ことだまのそれぞれの使命・役割に、改めて両親に感謝する想いが込み上げました。
そして、ここ数年の私の心の状態にも納得でした。
えみなさんが、
・アウトプットが大事!
・思ったことは とにかく即行動! いろいろ考えると動けないから。私の場合、見切り発車するぐらいでちょうど良い!
・人の出入りする家は良い!
など、伝えてくださったことは、これから進んでいく上で大きな勇気をいただけたと思っています。
次回も楽しみにしています😊
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次回は、「ひふみの道」の「ふ」
「ふやす……幸せを結ぶ・幸せポイントを知る」
使命を咲かせるために大切にすることを、結ぶ。
浜田えみな
名前むすびについて(7セッションの概要と、過去の名前むすびセッションのレポートを掲載)