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123.ソウルコーチへの道 ep.3 Class1 頭がパンパン!

ep.3 頭がパンパン

ただ、いっしょにいるという感覚が、どれほど、安心で安全な心地がするか。
どれほど、心の底にあるものを引き出すサポートになるか。
自分からあふれてきた言葉で、体験できた。

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令和3年1月23日(土)から始まった、毎月2日間、全12回のzoomミーティングによるソウルコーチ養成コース。

事前に配信されていたテキストを開くと、

「あなたの魂の望むものはなんでしょう?」

という言葉で始まっていた。
話しかけるように続いていく文章は、綜海さんの声が聴こえるようで、気がつくと、声に出して読んでいた。

開講にあたって、

「人生をかけて何かを学びたい人が集まっている」

と、冒頭で綜海さんがおっしゃったことが、ずしんとお腹に響いた。
ノートの1行目に書いた言葉だ。

〈それなのに〉
〈申込をしてから開講までの間、ものすごく楽しみにしていて、やる気満々で臨んだはずなのに〉

レクチャーが始まると、あっというまに飽和状態になり、頭がパンパンになった。

綜海さんが、「今、これを聴いて、やる気になっている人!」というような意味のことをおっしゃった時、茫然として、頭がまっしろで、手をあげることができなかった。
ギャラリービューの画面から、半数以上の受講生の手があがっている様子が目に入ってきて、撃沈されたような気持ちになった。

***

5月8日(土)時点で、すでに8回の講座を終えているのだけど、今でも、初回のレクチャーを受けた時の、〈悩が飽和状態になり、悲壮な想いのまま、撃沈された感覚〉を、を思い出すことができる。

(あのとき、どうして、あんなに悲壮な気持ちになったのだろう……?)

とにかく、スキルの説明をたくさん受け、

(無理……)

という気持ちになったという記憶がある。
あらためて、テキストとノートを開き、読み返してみて、驚いた。

(1回目で、ここまで説明してくださっていた!)

今、読み返すと、とてもわかりやすく、全てが書かれている。
各回の講座で綜海さんがお話してくださった声が、蘇ってくる。

1回目のレクチャーは概論のようなものだったのだと、わかった。

〈ソウルコーチとは何か?〉から始まり、以降の講座で各論として学んでいくスキルや、特徴、受けることで期待されること、コーチングのフォーマットなどが、これでもかというくらい凝縮されていた。

「自分の魂とつながりたい。自分と手をつなぎたい」と、ただそれだけを思って、受講を決めた私は、能天気なことに、自分以外の人にコーチングをする自分を、想像していなかった。
だから、綜海さんが次々に話してくださることは、どれも、

(え!? そんなことをこれからしていくなんて、思っていませんでした!)

という衝撃の連打で、

(無理!)(無理!)(無理!)

という反応が起こる。
聴けば聞くほど、(無理!)が積み重なって、とうていできる気になれず、悲壮感しかなかった。

それを救ってくれたのが、講座内でのブレイクアウトルーム(以下、小部屋)だ。
講座では、全体でレクチャーを聴くとともに、数人の小部屋に分かれて、演習を行う。

ソウルコーチ養成コース初めての小部屋は、スピリチュアル・プロフェッショナル養成コース10期(以下、スピプロ10期)で共に学んだ4人だった。

悲壮な気持ちで臨んだ小部屋の扉をクリックし、画面が開かれたとき……。
ギャラリービューに並ぶ顔を見たとたん、泣きそうになるくらいほっとした。

スピプロ10期生は、200人以上いたので、話をしたことがない人のほうが多い。
だけど、〈共有した時間がある〉〈顔を知っている〉〈少し話したことがある〉というだけで、パンパンの心がゆるんだ。

そして、シェアするトピックの一つが「なぜ、この講座に参加しようと思ったか」だった。

ノートを読み返して驚いたのだが、このときのシェアは1人5分だった。
それまで、5分もの間、1人で話したことがなかった。

(どうしよう、何を話そう)

そう思い、話すことを必死でかき集め、たどたどしく伝え、それでも時間が余って困りはて、タイマーをにらみつつ、なんとか5分間話したという記憶がある。

今は、30分間、話し続け、聴き続け、視続けるセッション演習があたりまえになっているので、5分間、話すことができなかった自分がいたことに驚く。

そして、5分という短い時間で話し続けた、ちらばった感情の中から、撃沈された自分を、浮上させてくれる言葉が生まれていたことに、あらためて感銘を受けている。そして、

ただ、いっしょにいるという感覚が、どれほど、安心で安全な心地がするか。
どれほど、心の底にあるものを引き出すサポートになるか。
自分からあふれてきた言葉で体験できたことを。

加えて、Class1のレクチャーで特筆することは、グラウンディングだ。

綜海式とも言える「グラウンディング」は、「21日間のチャネリング講座」で、ていねいに教えていただき、そのときは、毎日、誘導に沿って、立ってグラウンディングしていたけれど、その後は、座ったままで行うことが多く、しかもアンカーという手法を使ってショートカットして、(やったつもり)になっていたことに気がついた。

なぜなら、Class1で、時間をかけて、ていねいに行ってくださったグラウンディング誘導で、重心を落とした姿勢でいると、たちまち膝が痛くなってきて、姿勢が保持できず、グラウンディングどころではなくなったからだ。
骨盤も固まっていて、骨盤だけを動かしたいのに、上半身もついてきて、まるで人形のよう。

自分の身体に危機感を感じ、これからは、立ってグラウンディングを行おうと決めた。

Class1を終えて、決めたことがもう一つある。

〈講座のふりかえりを、すぐに書くこと〉

浜田えみな

Class2につづきます。

これまでの「ソウルコーチの道 ep.0~ep.2」は、下記より読めます


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