51.最悪、バンジージャンプ
友だちにセイクリッド・アロマカードを引いてもらっていると、飛び出してきたカードがあった。
「ジャンピング・カード!」
そう言って、そのカードを見せてくれた。
「シダーウッド」だと言われたが、どんな意味なのか想像もつかない。
メッセージを教えてもらって、背筋が伸びた。
〈不安、怖れからの目覚め〉
さらに、友達が続けて言ってくれた言葉は、
「心の奥深くで核心が定まり 新たなバランス感覚で道を進むことができます」
(なにこれーーーーっ)
まさに、今の状況そのもの。
「心の奥深くで定まった核心」については、あらためて書こうと思うが、昨日、自分の中にある「怖れ」が何なのかわかった。
「転落」だ。
「転落」するのが怖い。
堕ちていく恐怖は、落下する速度や風まで、リアルに体感できる。
だから、上昇できない。
上がれば上がるほど、落ちたときの衝撃が怖いから。
転落するかどうかもわからないのに、上がれずにいる。
それがどうした。
つぶやいてみる。
「最悪 〇〇〇〇〇〇」
私たちが、不安や恐怖に向き合おうとするとき、本郷綜海さんが、かけてくださるフレーズだ。
「最悪 〇〇〇〇〇〇」
声にしてみると、テーマパークのアトラクションの列に並んでいるような気持ちになる。
いよいよ、順番が来て、ゲートが開く。
「最悪、バンジージャンプ」
そうだよ。楽しもう。
浜田えみな