525.7月ネクステ・ノベルセラピー ~WS楽しすぎ!~(2024.7.20)
宇宙に浮かぶ小さな星から、なんとかして、地球に、そして、インドの菩提樹の下まで行かなければならなくなり、ひょえ~。
ところが、追い込まれても、潜在意識は無敵。アイデアは無尽蔵。
夢の中で、つじつまが合わないことも、ありえないことでも、なんでもOKなように、ノベルの世界では、なんだってできる。
(本文より)
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ノベルセラピーWSは、セラピストが用意する10数個の質問に直感で答え、それをつなげて、即興で物語を語る。
ノベルセラピーの進化版、ノベルセラピー for ネクストステージ(以下ネクステ)は、その楽しいワークショップが、3連続。
朝10時から16時ごろまで、毎月1回開催されている。
クイズではないから、正解・不正解はないし、ノベルの世界に入りやすくするための画像や、イメージワークが用意されているので、心の準備はいらない。
(紙とペンと、わくわくの気持ちがあれば)
何度も体験しているのに、久しぶりすぎて、緊張してしまう。
(質問されて、何も思い浮かばなかったらどうしよう)
(質問の答えが、つながらなかったらどうしよう)
4月に参加してから、ずっと参加できなかったので、3ヵ月ぶりのネクステだ。
7月のテーマは、
① 「菩提心になるためのノベル」by Ojhaさん
② 「今のままでいい自己肯定感が高まるノベル」by さとうのりこさん
③ 「レムリアに繋がるためのノベル」by いまおかあやのさん
(菩提心って、何?)
(自己肯定感、苦手かも)
(レムリアって、よく耳にするけど、実は知らない!)
申込みをするときに、ちらっとそんなことを思ったけれど、すっかり忘れて、当日になる。
7月ネクステの参加者は、4名だった。
ノベルセラピーはグループセラピー。参加する人たちの物語は、つながりあっている。
オジャさんが、グループ分けの作業をするあいだ、順番に自己紹介をする。
準備が整うと、画面の指示により、ルームに参加するボタンをクリック。
(ひらいた画面に登場するのは……?)
この瞬間は、いつもドキドキ。
4月に講師をご一緒した恵子さんがいてくださって、びっくり。
ゆっくりお話ししたいと思いながら、なかなか機会を持てずにいたからだ。
今回のように、参加者が2人だと、時間がたっぷりある。
質問にも、あわてずに答えるとができるし、物語も落ち着いて語ることができる。
お相手の物語も、じっくり聴いて、感じたことを全部、伝えることができる。
講師のかたからも、細やかに、物語にひかりを当ててくださるのを感じる。
1日で3つの物語を創るネクステは、お昼休憩の前に、2つの物語を創る。
どちらのテーマが先になるかも、当日までわからない。きっと意味があると感じている。
恵子さんと私のグループは、②→③→①
私の物語をちらりとお話すると……
1つ目の物語の主人公の名前はマリーン。海辺の町に住むヒーラー。
「その人の本当の姿を映すという鏡」を手に入れるために、遠く離れた半島の先にある、古代の遺跡が眠る海辺の町まで、列車で向かう。その途中で現れたのは……。
2つ目の物語の主人公は、サーシャ。年齢・国籍不詳。
どこからか自分を呼ぶ声と、夢に現れた光るコケに導かれ、川の源流をたどって、ご神体である山に入っていくと、古い祠があり、その脇道を進んでいくと現れたのは……。
という具合に、質問から生まれてくるものをメモしていると、いつしか、物語の中に入っていく。
私の場合は、映画の中のように情景が見えるので、自分の部屋にいながら、バーチャルリアリティを満喫している。
しかも、質問が終わると間をおかず、その荒唐無稽なビジョンの語り部となる。
初めて、ワークショップに参加したときは、原稿もないまま語り始めるのが、恥ずかしくてたまらなかった。
最近では、自分の声で語ることの「心地よさ」と、語り終えた「達成感」で、けっこうドヤ顔だったりする。
ほかのことでは味わえない「快感」!
さらに、恵子さんの物語に耳を傾けていると、登場するアイテムが秀逸で、(どうやったら、こんな素敵な場面を思いつくのだろう!)と、感激するエピソードの連続。
私の脳内スクリーンいっぱいに、その素晴らしいムービーが投影されるので、感動は倍増。
だけど、これは、特別なことではない。
(特別な人だけができるのではなく、誰にでもできること)
物語の扉をあけて、次々に起こる出会いと冒険を、ぜひ、体験してもらいたい。
私が、子どものころから往き来していたのは、この世界だったとわかって、とても嬉しい。
午後からは、オジャさんが提供してくださる回だ。
参加者が少なかったので、講師を含めた全員が参加できることになった。
同じ時間に、同じ質問を聴いて、それぞれが受け取った答から生まれた、6つの物語。
(みなさんの物語を聴かせてもらえる歓び)
(感想を聴かせてもらえる歓び)
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この回で、とんでもない体験をする。
ノベルセラピーは、どの物語でも、最初に、主人公を設定し、名前をつける質問から始まる。
名前が決まったら、性別や、年齢や、国籍や、家族構成などなど、ノベルセラピストが設定した質問に応じて、ベールに包まれているものを明らかにしていくのだけど、国籍のところで、オジャさんが、
「宇宙人でもいいですよ」
とポロリとおっしゃった。
そのことが、とても心に残ったので、私の主人公は、地球ではなく、宇宙の小さな星に住む人に決定。
オジャさんのテーマは「菩提心になるためのノベル」なので、宇宙でもさしさわりがないと思った。
ところが、次々に質問に答えていくうち、突然、
「主人公が、どうやってインドに行ったかその行程を書いてください」
という質門がきた。
(えっ)
私の物語の主人公は、宇宙にいる。
どうするか、あとで考えようと思っていると、
「釈迦が悟りを開いたという菩提樹の下で昼寝をして、そこで見た夢を答えてください」
という質門。
(どうやって、インドに行く?)
(どうやって、菩提樹の下に行く?)
宇宙に浮かぶ小さな星から、なんとかして、地球に、そして、インドの菩提樹の下まで行かなければならなくなり、ひょえ~。
ところが、追い込まれても、潜在意識は無敵。アイデアは無尽蔵。
夢の中で、つじつまが合わないことも、ありえないことでも、なんでもOKなように、ノベルの世界では、なんだってできる。
そのことを体験できた。
宇宙の小さな星から、地球まで行く旅は、本当に楽しかった。
さらに、この荒唐無稽な物語を、私の口が、ぺらぺら語る。
そんな体験も、実生活ではできないことなので、セラピーと言えるのかもしれない。
というわけで、3ヵ月ぶりのネクステは、ほんとうに楽しかった!
物語の種を受けとって、ワクワク。
(さあ、文字化!)
ノベルセラピーWSは、即興で語った物語を、文章にして、講師に提出し、感想をいただくことで終了する。
オジャさんは「文字化」と名付けていて、その日のうちにやることが推奨されている。
それが無理でも、「24時間以内に」と、初めて参加したWSで言われた。
これは、直感や、即興という乗り物が連れてくる潜在意識からのメッセージを、現実の世界と、自分の身体にしっかり着地させることであり、
(夢の言語を、現実の世界の言語に翻訳していくような作業)
だと感じている。
このことで、さらなる気づきが生れ、現実の世界で使っていくためのスイッチが押されるのだと。
(「0時」までに文字化しないと、シンデレラの物語みたいに、魔法がとけちゃう~)
と思って、がんばって仕上げたことを思い出す。
そもそも、私が、ノベルセラピーに目を留めた理由は、「質問に答えるだけで、物語が生まれる」ことだったので、即興でお話を創るのも、文字化するのも、ぜんぜん苦じゃなかった。
楽しくて止まらなくなり、WSでいただいた質問のリストで、自問自答しながら、一気に3作の物語を創ったほど。
当時のブログの言葉を転載すると……
毎日が物語の中。
仕方がないから会社に行くけど、行かないでいいなら、ずっと書いていたい。
(1枚の写真があれば)
(1カットのシーンがあれば)
(ひと言の言葉があれば)
――物語がはじまる。
こんなに、何も考えずに、次々に書けるのは、小学生のころ以来。
(転載終了)
(そんなふうに楽しく書いていたのに)
(WSに参加すると即日に文字化していたのに)
今年2月のネクステから、なぜか作れなくなり、現在に至っている。
(なぜ、文字化できないのか?)
このことについては、次回以降発表(笑)
ちなみに、7月ネクステの3作については、ほぼ1ヶ月後にようやく完成した。
書こうと決意するまでに3週間近く経過。
毎日、今日こそはと思って、パソコンの前に座るのだけど、進まない。
ついには、電車の中で、向かいに座った中学生が、「明日からは本気出す」という、猫のTシャツを着ているのを見て、一念発起。
(明日から本気出すためには、今日からやらないとダメだな)
という気持ちになり、ようやく着手できた。
やりだすと楽しいし、できあがると感無量。
(どんなに時間がかかっても、自分で書く物語は、自分への癒しそのもの)
そして、文字化した物語は、講師から感想をいただくことによって、さらにシフトしていく。
(やらないともったいない)
それなのに、できない理由は……。
次回以降発表(笑)
浜田えみな
つづく
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