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62.ジャイアンリサイタル「あなたのことを私に書かせて」ep.1 ~西田久美さん編~


この企画の発端は、私が以前に創ったフォトブック『手のような雨』と、そのかたのジャイアンリサイタルを交換してほしいというものだった。その後、

〈交換してくださったもの(作品、セッションなんでもOK)から受け取ったあなたのことを、書いて紹介させてください〉

という企画に進化した。
しかし、考えてみると、

(書くことが大好きでたまらないの。だからお願い、あなたのことを私に書かせて!)

という、新たなジャイアンリサイタルの発動だ! ということに気づき、

(成仏させるための企画で、新たなジャイアンを誕生させているって、どういうこと!?)
(どんだけライティングに自信があるの!?)

と、ツッコミどころが満載すぎて、その傲慢さにびっくり。
そもそも、書いて投稿するということは、それだけで、すでにジャイアンリサイタルなんだと、今さらながら気づいた次第。
まさか、自分が、ジャイアン街道まっしぐらだったとは。

***

久美さんの交換品は、

「あなたのお話お聞きかせ下さい。」
傾聴20分 × 交換セッション20分 
今後に活かすためのチャレンジメニューで、自分と相手を信頼して、20分間、自分と相手と繋がってお話を聞く、というのをやってみたいと思っています。

というものだった。
20分間、ひとりで話をするのは初めての体験だ。

何を話したらいいのだろう?

(好きなこと? やりたいこと? 今、思っていること? 気になっていること?)
(もやもやしていること? 相談に乗ってほしいこと? 迷っていること?)

何がいいだろうなあと思いながら、何も決まらないまま、当日になった。
ふと思い立ち、ずっと気になっていたのに、できていなかったことをやることにした。

本郷綜海さんのスピリチュアル・プロフェッショナルコース 第10期の参加にあたって提出した事前アンケートの確認だ。

開始前、私はどんなふうに考えていたのだろうか。
講座の修了時に、どんなふうになっていたいと書いたのだろうか。

毎週、各回が終わるごとに投稿した「講座のふりかえり」の原稿も、クリアファイルのポケットから出して、ひとつずつ読み返した。
綜海さんがお話してくださった数々の言葉のメモも。

はらりと落ちた一枚を拾い上げると、

「橋を渡る」

と書いてあった。

***

20分間、ひとりで話をする。
会話ではなく、自分だけが話す。
どんな気づきがあるのだろう?
言葉にして響かせることで、より深く意図したことにコミットできるのだろうか。

そんなことを感じながら、傾聴会に臨んだ。
画面の向こうで、うなづいてくださる久美さんに向けて話をしているうちに、

(久美さんに伝えたいことをお話すればよかった!)

と思った。

久美さんに聞いてほしいこと。
久美さんに知ってほしいこと。
久美さんに伝えたいこと。

そんな気持ちにさせる、久美さんのたたずまいだった。
あたたかなまなざし。

(久美さんに伝えたい)

という気持ちが滾々とわいてきて、そういうことなんだとわかった。

途中でそのことに気がついたので、軌道修正もできず、話はズタボロで、久美さんには片思いのままだったけれど、傾聴を終えて、ほどけるように笑ってくれた久美さんは、最高に素敵だった。

さらに、久美さんの交換品には、希望すれば「宇宙のサインを読み解くパワーウィッシュアンカリングカード」か「運とチャンスの連鎖を生み出すアクティベイティングカード」を引いて、カードの意味を伝えてくださるというオマケがついていた。
もちろん、希望した。

どちらのカードがいいかわからなくて、きれいな青色の「アクティベイティングカード」を選んだ。
久美さんが引いてくださったカードを、画面越しに見せていただいて、びっくり。
セッションが始まる前に、拾い上げてみたメモに書かれていた「橋を渡る」が具現化していたからだ。

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橋はある。
それは、動かない事実。

では、
どのように渡るか。
いつ渡るか。
そのためにできることは何か。

それを、カードが教えてくれた。

〈土台を固める〉というメッセージなのだそうだ。
地道な努力、今の仕事に集中、今あるものを大事に、基礎を固める。
今すぐできる、したほうがいいことは、床をふいたり、床に直置きされているものを片付けたり、とにかく床をきれいにすることだという。

久美さんがそのことを伝えてくださったとき、飛翔するエネルギーをひきとめるものの象徴が、床に置きっぱなしになっている雑多なものに思えてきた。
床がすっきりしたら、それだけでも行動が軽くなる気がした。

(やる!)

また、地道な努力、今あるものを大事にという言葉も、すごく響いた。
慣れすぎないこと。
今の感動。ときめき。感謝。
若葉マークの今の気持ちを、ぜったいに失くしてはいけないと思っている。

目の前の人に

(伝えたい!)

と感じるものを、発信していくという気持ちも。

久美さん ありがとうございます。
話に夢中で、スクリーンショットを忘れてしまったので、あとからお写真を送っていただいた。

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久美さんのブログ 「物語の実現は暮らしの中に」(二至 クミ(えん)名)のプロフィールに添えられた文章が素敵なので、転載する。

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スピリチュアル理論でプアマインドをリセット。
プチプラ×スタイリッシュな空間と生活のクリエイター。
ライター&エッセイスト。
「プチプラで豊かさを。私(貴方)が主人公の物語は日々の営みの中に。」を実現させるためのエッセイ 及び インテリア・雑貨選び、DIY、断捨離を提唱。

シンママでマイホームを新築。
現在、住宅ローンを返済しながら子ども2人を私立大学に通わせるアラフィフ

「物語の実現は暮らしの中に」

浜田えみな

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