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やっと始めることにした茶道のこと
茶道のお稽古を始めることにしました。
人はどんなことを理由に茶道をはじめるのでしょうか?
私の場合はこんなことから茶道を始めることになりました。
茶道との出会い(1回目/2012年頃)
茶道・・なんだか素敵な響き。でも私には縁遠い世界。
私はどちらかと言えば、西洋かぶれで、子供のころからずっと西洋文化に憧れ、どちらかというと日本的なものはカッコ悪いとさえ思って、大人になりました。
大人になって、嗜みみたいなことが必要になってきて、機会があれば茶道をやってみたいなと思うようになりました。お知り合いが東京国立博物館の中で行われた大茶会に誘ってくださって、行ってみたところ、ほう・・茶道の世界とはこういうものなのか、なんというか・・私とは縁遠い世界、そしてそこに参加している人も、私とはかけ離れた世界の人たち。
私はそのお茶会で、茶道を好きになることはないな、と心の中で感じていました。正直、堅苦しく、排他的、参加者の表情は笑顔でも、何か冷たいものを感じるような少し怖い世界観が嫌いでした。
茶道との出会い(2回目/2020年)
2回目の茶道との出会いは運命でした。運命の場所は金沢でした。ちょっとしたご縁で、生涯忘れることのできないお茶会に参加することができたのでした。私は美術鑑賞が好きで、その時も21世紀美術館を訪れる目的で金沢に滞在していたところ、お知り合いからの紹介で、「李禹煥と向きあう茶会」に参加させていただくことになりました。このお茶会は言葉では言い表せないほど素敵で、そこで拝見した現代作家の方々の素敵な作品にも心惹かれました。お茶会が亭主の総合的なプロデュースとしての意味を持つこともその時初めて感じることができました。
茶道というのは奥深い。この茶会をプロデュースされた岡本恭子さんに大変感銘を受け、当時在籍していた京都芸術大学の卒業研究のテーマとして取り上げさせていただきました。
NPO法人 COOL KANAZAWA実行委員会 理事長 総合ディレクター岡本恭子氏による現代的な茶道様式への挑戦 | 芸術教養学科WEB卒業研究展 | 京都芸術大学通信教育課程
これをご縁に岡本さんが主宰されるお茶会に、時折参加させていただいています。
茶道の嗜みのない私に、作法よりも楽しんで、と言ってくださるお言葉に甘え、本当に作法ができないまま、何度もお伺いしています。
そのたびに私もお稽古をしてみたいなと思いつつ、1回目(2012年)の思いがよみがえり、腰が重くなっていました。
茶道との出会い(3回目/2023年)
気軽にお稽古を始められないかな。長年茶道のお稽古を続けている方に相談してみると、なんでもいいから、カルチャーセンターみたいなところで始めて見るのでもいいんじゃない、とアドバイスを受けました。区民センターで開催されている体験会に行ってみたりしましたが、そこで「お稽古を始めよう」という強い気持ちになることはありませんでした。
お茶のお稽古は、やはり堅苦しく、難しそうだったし、着物やお道具をそろえることも、ミニマリストの私にとっては、なんだかおっくうに感じられてしまっていました。
茶道との出会い(4回目/2025年)
茶道をしない代わりに自宅で煎茶を飲むようになりました。煎茶の検索をしていたからか、「てぶらで茶道お稽古」*手ぶらでOK というSNS広告が入ってきて、気軽にできそう・・と思い、今年の年始のお休みの3日間、参加しました。これがすごく楽しかった。茶道のお点前のお稽古だけではなくて、歴史に関する色々なお話を聞いたり、石臼で抹茶を挽いたり・・。
先生はやさしくて、でも、本格的な茶道のお稽古もできそうで、何しろお教室が素敵なところでした。やってみようかな・・。
1月末に体験レッスンに行ってみて、2月からお稽古を始めることになりました。
ということで、やっと始めることになった茶道のお稽古。続けられるでしょうか?そして私にできるのでしょうか?
続けるため、自分の気持ちの変化なども、記録に残していきたいと思います。これが3日坊主になっちゃうようだったら、このブログごと消してしまおう・・
今夜もよい夢を見られますように。