「美女と野獣」から学べる他者への信頼
ディズニー・オン・クラシック
私は年が明けて早々、ディズニーオンクラシックのコンサートに行った。
そこで、改めて人生を豊かに生きる術をこの映画から学んだ。
このコンサートは、美女と野獣の実写映画で使用された楽曲が、オーケストラによる演奏で映画の映像とともに楽しめる。
私が崇拝するアラン・メンケンが手掛けた楽曲はどれも最上級に素晴らしいし、美女と野獣のストーリーも美しい。
美女と野獣の物語から学べること
この映画は、一見正反対の性格で、欠点もある二人が、互いに共通点を見つけ、心を通わせていく物語である。
この映画から学べるのは、他者と心を通わせ合うことを避け、自分の殻に閉じこもり、攻撃的になってはいけないということだ。
社会心理学的観点からみる信頼とは
もちろん、警戒心は時に危険や犯罪から自分の身を守るために必要だが、他人と心でつながる努力をすれば、この美女と野獣のように豊かな人生を送れるかもしれない。
社会心理学で、「人を信頼する力」に関する研究がある。
相手が自分に協力的な人物かを見ぬけるかという実験において、他者を信頼しやすい人ほど相手が協力的な人物かを正確に判断する能力が高いことが分かった。
人を見極める能力を高めるには、見知らぬ人と接する機会を増やすことが重要らしい。
野獣はなぜ孤独だったのか
野獣は魔法で醜い獣の姿にされ、何十年も城に閉じこもり、人との接触を避けてきた。
ベルの父親やベルが城を訪ねた時、野獣が二人に疑念を持ち攻撃的になったのはこのためかもしれない。
しかし、美女と野獣の心の距離が近づくにつれ、野獣は他者に共感することを学び、最終的にベルと結ばれるに至った。
少し勇気を出して、他者を信頼してみよう。
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