訪問着は訪問する時しか着れないの?
皆さんは「社交着」という着物がある事はご存知ですか?
主にこだわりを持っている染めの職人先生が使われる言葉です。
社交着というのは、つまるところ訪問着の事です。訪問着というと招かれた時しか着ないものというイメージを持つ人がいるかもしれないので、先生方は「社交着」という言葉を使うのでしょう。
有名な作家さんが使われる言葉ですので、呉服を売った事があるという人間なら知らないなんて事はないはずです。
作家先生の名前(1例)は最後にご案内します。
「訪問着」という物がどういう風に生まれたかご存知ですか?
明治時代に某デパートが付けた単なる商品名です。英語のビジティングドレスを翻訳しただけですね。
そこが商戦に勝ち抜いたために、現在絵羽柄で準礼装として用いられるあの長着は「訪問着」と呼ばれるようになりました。もし他が勝っていたら今頃誰もが「社交着」と読んでたかもしれないし、「散歩服」と読んでいたかも(⁉︎)しれません。
つまりは人との交流にあたって場所柄に合わせた格の服というのを今訪問着と呼ぶというだけの事です。着るのは訪問する時だけ、招く時は着ないとかはトンチンカンな誤った考えです。
事実、裏千家の方がお茶席を設けられると、ご亭主もお点前さんも訪問着という事もあります。招く側でも訪問着は着るのです。
着物は、売り手・作り手が新しいアイデアや技術をどんどん展開させ、お客様に買わなきゃ!と思わせて、消費を促すにつれて変化していきました。
西洋文化が流れこんで、先進国に足並みを揃えようと日本の上流階級で礼装が革新された結果です。今ではずっと古くからの習慣のように思っていますが、できてまだ150年くらいの歴史です。
そうした歴史的背景も鑑みず、「訪問着は出迎える方が着るのはおかしい」などとほざく人間が、嘘でも呉服を生業としているなどとのたまうようでは呉服業界の信用が失墜させられてしまいます。詐欺です。威力業務妨害です。
「訪問着」について、このような間違いだらけの講釈を垂れられたら「あ、この人着物に詳しそうなフリをしているけど、実は詳しくないんだろうな」と思って、そっと間違いを嘲笑ってあげてください。
皆さんもこんな詐欺師の言うことに翻弄されないよう、正しい知識を身につけて、楽しく幅広くお着物でのおしゃれを楽しんでくださいね。
以後に続く蓮池のアホな発言を連ねておきますね。
https://archive.vn/pg5Rt
https://archive.vn/dWixt
https://archive.vn/ASQMJ
訪問着の事を社交着と呼ばれる先生の名前は判りましたか?以下の有料エリアにてご案内します。こちらは蓮池かえるを黙らせた後、無料公開に切り替えます。
一般の着物ユーザーさんにはぜひお伝えしたいところですが、人の知識をさも自分が苦学して得た知識のようにひけらかす、前から知っているとうそぶいて自分の手柄のように吹聴する、蓮池かえるのような着付け講師を自称するネットストーカーがいますので、お伝えできずに心苦しいです。
悪質ネットストーカーに盗用されずに皆さんにお伝えできる何かいい案がございましたらお教えください。一応、別の場所で全部読めるようにしてあります。
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