『なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?』の途中所感
最近読んだコーヒー本
『なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?』上阪徹(著)
まだ読んでいる途中ではあるが、めちゃくちゃ面白い。
これまでドトールに抱いていたイメージがガラッと変わるくらいインパクトがある内容だ。
基本的にはドトールの歴史にまつわる内容となっているが、半分くらいは創業社長である鳥羽博道のお話。
リズム感のある文体で書き進められており、セリフの内容は気さくな雰囲気を感じ、とても惹き込まれる。
当時の状況・感情・現象を的確かつ簡潔に記述され、さくさく読めるのに読み応えがある。
そしてセリフの中にそこはかとなく感じる熱量。
内容は主に創業社長に近しい人からの話で成り立っているが、鳥羽博道さんの人と成、そして生き様をこれでもかというように魅せてくれる。
コーヒー好きが読む本としては、ちょっと毛色が違うかもしれないが、これはこれで日本のコーヒー業界を牽引してきた歴史として楽しめる。
そして何より、自分もコーヒーに対してもっと前向き、真摯に、情熱的に取り組もうと思わせてくれる。