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アソコが弱い
■アソコ、カユガール
私は小さい頃から、アソコが弱かった。
何かしら、アソコに問題を抱えていたのだ。
アソコに問題、というより
もはやアソコが問題。
とにかく幼少期から週イチペースで、
アソコがかゆくなる。
カユガールだ。
小さい頃の写真を見ると、
5割くらいが
内股で洋服の上からむんずとアソコを押さえている。
我慢できないときは、さり気なくかく。
うすうす勘づいていた母は、自分の勤め先の産婦人科に同行。
お股をひらくも先生からは「異常なし」と一言。
酷いときはお尻に注射を打たれたけれど、
先生の前でもーんのポーズ(開脚)をするのは、
こ慣れたものだった。
■常にアソコ、な日々
思春期になり、成長する間もかゆみは続行。
何かかゆみ止めはないか?と万能薬「オロナ●ン」を塗るが
効いたのかよくわからない。
二十代は「デリ●ア」にお世話になった。
あのチューブを何本使ったかわからない。
三十代になると、思った以上に弱くなった。
かゆいどころか、何かしらの負傷があらわれるのは常にアソコ。
膣炎をはじめ、帯状疱疹やヘルペスもアソコに発生!
体じゅう探して他の部位もあるじゃん!
なんでココによ!
と叫びたくなった。
酷いときは性器ヘルペスで四十度の熱が続いた。
そんなときに限って、
仕事でデリケートゾーンコスメの試作が上がってくるんだよなあ……。
こっちはお股が腐敗寸前だと言うのに。
しかし、こんなことが長年続くと、私の考えは変わっていた。
アソコがSOSなときは食べて寝て休もう。
これだ。
幼少期からアソコの違和感と付き合っているので、
かゆみも「かゆ美」友達レベル。
アソコに常に問題を抱えている私だからこそ、
デリケートゾーン商品をたくさん生み出せたのか。
そうじゃないかもしれないけど、
そう思って、アソコ、大切にしよう、うん!