子育て中の言葉の三択
ある日のこと。。。
我が家の前の道を3~4歳くらいの男の子とそのお母さんが通りかかった。
どうやらお散歩の途中らしく男の子はキョロキョロしながら歩いている。
かわいい時期だな~なんて思いながら、庭で作業をしていると
こんなお母さんの声が聞こえた。
「あぁ、それはなんか汚いものだから置いておこうね」
その日はちょうど新聞の販売店が古紙回収を行う日。
どうやらお向かいの家が出した古新聞の束に男の子が興味を持ったらしい。
思わず顔をあげてしまった私と目が合ったお母さんはバツが悪そうな顔。
合っているような間違っているような汚いもの発言…
発したお母さんは私の目線が気になったのかな。。。
でもじゃあ、自分がそのお母さんの立場だったらなんて言っただろうか。
【避けたいものに子どもが興味を持ったときの3択】
①「汚いから触らないよ、近づかないよ」と引き離す
②子供の興味のままに見せる
③近づかせずに「あれは読み終わった新聞だね~新聞は古紙と言って…」と教えながら散歩を続ける
今回のお母さんはとっさに①をした。
②は虫とか植物ならまだしも他人に所有権のあるものだからきっとあまりよくないかも…
間違いなく、③をすべきだよね!と言いたいところだけれど…
じゃあ自分の子供が3~4歳くらいのとき、私はそんな対応ができてただろうか。。
毎日ワチャワチャ、散歩に出るまでもひと苦労。。。
あたりまえだけど思い通りになんて動いてくれないし、
散歩だとしてもお昼だなんだと大人には最低限の時間管理というものがある
それが散歩じゃなくて買い物も兼ねているとしたら尚更…
日々疲れているし、てんぱってるし、
でもそんな中で必死に子どもは守りたいし…
そうしたら出る言葉はきっと①
でも①の言葉をずっと投げかけていたならば
子どもが考えるきっかけを失わせてしまっていたり、
対象物によっては差別や偏見のもとになってしまうかもしれない
そんなこともきっと根底で分かっているから
目が合ったお母さんはバツの悪そうな顔を見せたのかもしれない
道の向こうに「お疲れ様~!気にしないでね!」と言うわけにもいかなかったけれど…
古新聞を見たこと、そのとき近所の誰かと目が合ったことを忘れてしまうくらい
この後のお散歩が楽しいものになっているといいな…
気を付けて行ってらっしゃい!