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書きたいことはナマモノ
ふっと、これについて書きたいなと思う時がある。
それを忘れないようにしようと、携帯にメモしておく。キラキラと光る生きた宝の原石のような気がして、そっと宝石箱にしまっておくような感覚だ。
ところが、こうして夜、noteに書こうとすると、なんだかそういう気分ではない。
宝石箱をあけてみたら、なんのへんてつもない石がごろりと入っているようなイメージだ。まるで魔法がとけてしまったよう。
これはどうしたことだろうと、いつも不思議に思いながら、結局その時、その瞬間に書きたいことをツラツラと書くに至る。
最近、ある本の書評を書いたが、その本の中に、こんなことが書かれていた。
自分の好奇心に素直になりなさい、といった内容。
書きたいという興味の衝動や瞬発力というものは、自分の好奇心に発していて。
それは、その瞬間だから輝いて見える、生きているナマモノなのだと思う。
そういう意味では、輝いて見える物事、キャッチした自分、書くことができる環境。この三つが整うということは、けっこう奇跡。
それは素直に幸せな瞬間なのだと思いたい。
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