漂泊の思い
またしても一週空いての投稿。
暑さのせいにばかりはできないけれど、それにしても暑いのです。
得意ではなかった水泳が懐かしくなるほどに、冷たい水に浸かりたい、漂いたいと思う。
目的を定めずぷかぷか浮かんでまどろむ時間も、時には必要なのではないでしょうか。
「夏の盛りには、時間はほとんど停止してしまう。たぶん一年の真中まで漕ぎ出してしまって、もう行くことも帰ることもできないのだろう、とわたくしは思っていた。あとで発見したのであるが、人生にも夏のような時期があるものです。」
(「ヨーロッパ退屈日記」伊丹十三 新潮文庫、2005年)
良い夏をお過ごしください。
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