この人の様に生きられたらイイね♥かつての戦友たちの最期まで共にしようとし、その結果、戦後の、社の同僚の生きる糧まで守った男(涙)💧
20代の頃に読んだ本である。
題名は「雷鳴のとき」。
昔の話なので、書いた人も、出版社名も憶えていない。ただ、強烈だ。
取っておけば、良かったとも思うが、なぜ、この本を手放したのだろう…今では、少しばかりの後悔が遺る。
内容。
第二次世界大戦の時の事だ。
日本本土から、遠く離れた 東南アジアの島で、旧日本軍が、追い詰められていた。
ある男が1人、飛行機で最後の伝令を最寄りの更に大きな島へ 伝えに行く事を命じられた。
主人公である。
その主人公は、戦局が、悪化する中で 後ろ髪を引かれる想いで飛行機に載り、島を後にする。戦友たちは内心「あいつは、もうこんな危険な所には帰って来ないだろう」と、思った。そんな必要もないんだし。
ところが……
彼は、却って来たのだ。
タオルや、海苔や、梅干しなど、軍に提供された懐かしい支援品を たくさん、たくさん、搭載して………
彼が、飛行機が、却って来たのを見て、
たくさんの部隊の戦友たちが、
彼を囲んでわんわん泣いた。
「○○(主人公の名前)、なんで帰ってくるんだよ?帰ってくることないじゃないか!お前が、1人戦場から帰ったって、誰も恨まないのに!!」
そして、戦友達は タオルや海苔や梅干しを口にたくさん頬張って、わんわん泣いたそうです。
「かあちゃん、会いてーよ!日本に帰りてーよ!」
この出来事は、彼らの心の中に長い間留まりました。
戦後、その部隊は生き延び、昭和の
高度成長期、彼等は企業戦士として戦っていました。
ですが、この主人公の所属する「安宅産業」は、もう会社としてやっていけなくなっていたのです。
主人公は、この頃役員になっていたのか、人事関係だったと思います。
方々に頭を下げていました。
その時、その中で
声を掛けた企業があったと思います。
かなり、有名な企業ですが、コマーシャルにもなるし、この時代のこの出来事を知っている方もご存命で、私からご案内するのは いい事なのか、悪いことなのか、判断が付きかねるので控えておきます。(ググれば出るか💦)
その本の中では、
「かつてのあなたの様に、私もあなたの為に 働いてみようと思います。安宅の社員を救うくらい何でもありません」
そう言ったのは、かつての戦場での主人公の戦友でした。
その出来事は、
私が、まだ小さな頃で、
20代になって、本を読んで知りました。
この、主人公は、実在しています。
この主人公のようになりたいと思っていました。
けど、なかなかそれは難しいですね☆
こういう、骨のある、そして仁に満ち溢れた人物になるのは、並大抵の事ではありません。
だいたい、私は 危険な場になると「動物占いのタヌキ」よろしく、するりと逃げ出します。
でも、こんな人になりたいな〜〜( ꈍᴗꈍ)♥
こういう人になって、人生終わりたいです⭐
おわり