忘れていた心の古傷を思い出す

友達に好きな人をとられる漫画をたまたま読んでいたら、自分もそのような経験があったことを思い出してしまった。

すっかり忘れていたけど、学生時代2回経験した。相手は仲のいい友達だった。当時、友達からそのことを打ち明けられたわたしは「言いにくいこと言ってくれてありがとう」と言った。あまりの自尊心の低さ故、怒りすら気付いていなかったのかもしれない。でも本当はものすごく傷ついたこと、それを思い出した。

わたしはすごく傷ついたよ。そう、自分の気持ちを当時言えてたらなぁ。わたしは失恋の傷に加え、友達になめられてるように感じてダブルで傷ついたのだと思う。

しかしながら当時、誰のことも責めず友達も大事にして、よく乗り越えたなぁとも思う。それにしてもまさか、そんな前のことを思い出すとは思わなかったが、気づかなかっただけで傷はずっとそこにあったことを知った。

わたしだってひどいことしたことはあるだろう。好きな人をとったとかではなくても、誰かを傷つけたことだってあるはずだ。

だけど、今は盛大に傷ついた過去の自分をうんとほめて、ねぎらいたい。そして当時の自分に教えてあげたい。その後、あなたは今まで出会ったどんな人も比べものにならないほど、特別と思える人に出会って結婚するよって。