傾聴のむずかしさ
男女のコミュニケーションが難しいのは、脳の構造が違うからだと一説にある。
大体の男性は、相談されたら解決策を提案してくれるらしい。
対して、大体の女性は、相談されたら共感してくれるらしい。
つまり、女性が相談するのは、気持ちに共感して欲しいのであって、解決策が欲しいわけではないから、そこですれ違いが起こると言うのだ。
でも、上記の通り、「大体の」であって、「全員の」ではない。
たとえば、わたしは女性だが、相談するときは共感してもらうよりも解決策が欲しい。
男性脳に近い脳なんだろうか。
それとも、これは指標にならない程度のエビデンスしかないものなのかもしれない。
それで、なぜ、こんな話をしたかと言うと、男性の友人に相談されて、なんだか、腑に落ちない結末になったからだ。
男性の友人に相談されたから、わたしは迷わず解決策を述べたのだけれど、結局わたしの解決策は納得できなかったのか、それともただ共感して欲しかったのか、よくわからない返答だった。
それで、色々な意見を学びたいので、他にも色々本を読んでみます、と最後に言われた。
本に書かれた意見は、本になるくらいだから、素晴らしい意見だろう。
それなら、わたしみたいな一般人の意見を聞かずに最初から本を読み漁ればよかったのではないだろうか。
それで、以前、色々な人に相談して色々な返答をもらって、さらに迷って、結局、最後には誰の意見でもなく自分の意見を選択していた人がいたのを思い出した。
わたしは、自分の意見を採用されなかったことが腑に落ちないのか
他の人にも相談していることが腑に落ちないのか
よくわからないけど
ただひとつ思うのは、意見を言うのは極力控えようと言うことだ。
相談する人は、最初から答えが決まってるのだから。
聞いていればいいのだ。
いつもそう思うのに、ついつい、自分の意見を言ってしまう。
やはり、男性脳なのだろうか。
ただ、聞く。
それだけなのに、それが一番難しい。
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