子宮筋腫で子宮全摘 自己血
大きな子宮筋腫ができてしまい、子宮を全部摘出する手術を受けた。
手術に備えて自己血をした。
自己血とは、手術で輸血が必要になったときに自分の血液を入れられるように事前に血液をとっておくことだ。
400ミリリットルほど採血した。
専用の部屋で、ベッドに横になった状態で採血した。
採血は無事に終わったが、終わったとたんに吐き気がした。
慌ててマスクを外し、横についていた看護師の方に助けを求めた。
倒れた場所がベッドの上だったのが不幸中の幸いだった。
すぐに血圧と脈拍を測ってもらったら、どちらも急激に下がっていた。
足元に冷たい枕を入れてもらい、点滴をしてもらった。
しばらくすると、血圧と脈拍が普通に戻った。
吐き気も収まった。
ストレッチャーで婦人科に運んでもらうことになった。
私をベッドからストレッチャーに移すのに、ベッドとストレッチャーの間を渡す板がいると、病院の方たちがアワアワしていた。
板を使ってなんとかストレッチャーに移り、婦人科へ運んでもらった。
婦人科に戻ってからも、点滴や注射が続いた。
そして、ゆっくり起き上がれるようになった。
待合室で最後まで点滴を受けた。
なんとか立てるようになったが、まだフラフラするから、車いすで会計と出口まで行った。
翌日には、すっかり元気になって出勤した。