目を変えた!
目を変えた!
私の目は、両方とも義眼と呼ばれる偽の目だ。
偽の目であるが、見た目には本物の目と区別しにくいくらい精巧にできているそうだ。
私はものごころついたときには付けていたから、外したらすぐ付けたくなるくらい、体の一部となっている。
義眼は触るとコツコツ音がするほど硬いけど、合っていれば付けていても痛くない。
義眼は、数年に1度交換する必要がある。
私が住んでいる地域では、義眼の業者がくる時間に合わせて、病院を予約して行く。
義眼の業者が来る病院は限られているから、その病院が遠くても行かなくてはならない。
義眼はけっこう値段が高い。
両目で18万円くらい。
補助はあるが、自己負担金が発生する場合はなかなかに高い買い物になる。
というわけで、私の中では毎回大きなイベントだ。
今使っている義眼をサンプルにして、新しいものを作ってもらう。
義眼を外した状態で待った。
待合室では、義眼仲間に会う場合もある。
新しい義眼ができたら呼ばれ、とりあえず入れてみる。
もともと、左目より右目が大きい上に、高さがあった。
右目のまぶたを落ちにくくするためだ。
今回さらに右目が大きくなった!
それでも痛くなかったから、これでオーケーとなって、しあげをしてもらうことになった。
仕上げが終わったら、また呼ばれて、新しい義眼を付けて、交換が終了。
今まで付けていた義眼は、専用のケースに入れてもらって持って帰る。
削ったり磨いたりするのに時間がかかるから、どうしても待ち時間は長くなる。
大きい病院してもらうので、会計の待ち時間も長い。
今回も1日がかりとなった。
それでも昔よりは待ち時間が短くなった。
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