第22回ロービジョン研修会
第22回ロービジョン研修会に参加した。
ロービジョンとは見えにくい人のこと。
この研修会には、見え方に関わらず興味のある方はだれでも参加できる。
会場に行く方法と、ズームで参加する方法があった。
主催は島根ビジョンネットワーク。
見えない見えにくいことをサポートする施設や団体のネットワークだ。
主なパネラーは、拡大読書器の販売店の方や視覚障がい者情報提供施設ライトハウスライブラリーの職員や眼科医や視能訓練士や視覚障害当事者だった。
ズームで参加したが、トラブルで開始が20分遅れた。
しかし、公演される方たちが話し終わると、時間通りに終わった!
お題は、拡大読書器や白杖(はくじょう)の値上がりについてだった。
日本で販売されている拡大読書器は、すべて輸入品だ。
円安と半導体の値上がりで、昨年から大きく値上がりしている。
企業努力でなんとか値段を抑えている状況のようで、日本での販売価格と海外での実売価格に最大で15万円も差がついていた!
白杖についても値上がりしているが、まだ大きな影響は出ていないそうだ。
白杖は、長さも素材も様々で、身長など体の状況と使い方に合わせて買う。
だから、必要な白杖は一人ひとり違うし、当然金額も変わってくる。
体の一部だから安いものに替えるのは困難だとも思う。
目が見えない見えにくいことで障害認定を受けていたら、白杖も拡大読書器も自治体からの補助金を利用できる。
しかし、30年前から制度が変わっていないため、補助していただける金額が低い。
はみ出した金額は、購入者の負担となる。
補助の金額を、上げていただかないと困ってしまう方が出てくる。
補助金を受けられる製品についても、30年前とは状況が変わっている。
だから、国や自治体に改善要望を出していくことが必要になるとしめくくられた。
研修のパネラーのみなさん 貴重なお話をありがとうございました。
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