国境離島_対馬・壱岐島(大八島)
企画の経緯
古事記の国生み。淡路島>四国>隠岐島>九州>壱岐島>対馬>佐渡島>本州で大八島。大八島の一つである対馬にはずっと行ってみたかったのですが、外国人が多いとのことで単純に治安等に不安を感じ、訪問には二の足を踏んでいました。
コロナで国内から外国人の姿が消えました。国内に移動が制限される中で真っ先に、今しかないと訪問を企画したのが対馬でした。
また、その時点で大八島である島の未訪問は、対馬、壱岐島、佐渡島が残っていましたので、対馬と壱岐島は一度にまとめた企画としました。
旅程
アクセス
▼大阪>福岡
大阪の出発は朝とし、飛行機移動としました。
▼博多>対馬>壱岐島
対馬・壱岐島どちらも空港はありますが、対馬と壱岐島をまとめて回るため、船便で検討しました。
現地移動
▼対馬・壱岐島
どちらも、各々の島でレンタカーを借りて移動することとしました。一人旅のレンタカーは旅費が高額になりがちですが、飛行機ではなく船移動の選択でバーターとし行動範囲を縛られないようにしました。
目的
①国境の離島、大八島の対馬上陸
②和多都美神社ほか神社参拝
③国境の離島、大八島の壱岐島上陸
旅の内容
対馬、上陸
アクセスについては、博多港から出港している高速艇で上陸しました。上陸後レンタカーで島内を観光し、海神神社、和多都美神社への参拝をしました。特に和多都美神社は海岸の干満で姿の変わる神社ですが、宿泊地を近くとしたため、朝と夕と見ることができたので満足しました。
神社を巡ると、日本であることを感じることができて、安心します。
ちなみに、対馬での宿泊は車を借りていたこともあり、キャンプとしました。当時はコロナの影響で宿泊は自分一人、何カ月もキャンプ場には客がきていなかった、との状態でした。ソロのキャンプは初めてで、防犯上もかなりどきどきしながらテントで過ごしたのを覚えています。
壱岐島、元寇
今回、壱岐島はあまり計画を立てていなかったのですが、現地で目に付いた場所を訪問しました。
雨天のなか月讀神社、一支国博物館、小島神社などを巡りましたが、翌日には、観光に影響のでる荒れた天気となりました。その中で、元寇の古戦場跡を巡り、当時の凄惨な戦いを改めて知り、恐怖の感覚を持ち、自分なりに国防の大切さを痛感することになりました。
帰路
壱岐島を出立するころには台風の影響が出始めておりましたが、その中を無事、博多に戻ることができました。博多ではすでに台風の影響による川の増水など、警戒の域になっていましたが、翌朝は、問題なく帰阪することができました。
旅を終えて
もともと安全面に不安を抱えながらの旅でしたが、対馬・壱岐島を回って一番心に残ったのは、他国から攻められることの恐怖で、国防について考えさせられたことでした。
地元の方と話した時に、地元の方々が住民のうちの日本人の少なさに感じている恐怖に共感し、心が痛みました。
また、何かすぐにできることとすれば、極地であってもぜひ、私達日本の国土として日本人が訪れることであり、住民の方々への安心に繋がるのではないか、と思います。
私たちがいつも安全に過ごしている状態とは、多くの現代の防人の方々が作り上げてくれているもの、と認識し、私はそういう国を守ってくれている人たちを心から尊敬して、応援していきたいと強く思いました。
このあと、私が意識的に国境離島に向かうきっかけとなった旅です。
以上