おうちの「余りもの」がオリジナルメニューに変身!~ポークたまごおにぎりでSDGs
池袋西口、6番出口から徒歩1分。
細い道を入っていくと、こじんまりとしつつも、「沖縄感」満載の明るく可愛らしいお店が見えてくる。
そこが、今回取材させていただいた「ポークたまごおにぎりカフェ」
沖縄のおふくろの味であるポークたまごおにぎりの専門店だ。
2020年6月、コロナ禍でのオープンとなったこちらのお店。
なかなか沖縄に行くこと難しい今だからこそ、少しでも旅行気分を味わってもらいたい、そんな思いが込められている。
メニューは、プレーン(ポークとたまご)の他に、トッピングの種類が豊富で、キムチ、洋風バジル、シーザーサラダ、タルタル白身フライなどなど。
迷って迷って、私が購入したのはプレーンとツナマヨ。
包み紙に手書きで種類を書いてくれているのがアットホームで嬉しい。
おにぎりはボリュームたっぷり。ポークの塩見とフワフワたまごの組合せがいい感じで、ツナマヨとの相性もばっちりだった。
そんな、様々な食材を美味しく挟める「ポークたまごおにぎり」。
その強みを生かした!と言える食品ロスに貢献するキャンペーンが2021年3月から始まった。
それが、「おうちにある賞味期限が近い食材や缶詰などをお店に持ち込めば、無料でトッピングしてくれる」という企画
店で「食品ロス」問題が話題になった際に、「捨ててしまうものがあれば、おにぎりに併せて美味しく食べてもらって、少しでも喜んでもらいたい」と思ったことがきっかけでスタートしたそうだ。
これまで、常連さんを中心に様々なお客さんが、家にあった食材を持ち込まれている。
カニカマ、レトルトカレー、サバ缶などの缶詰類・・・。
お中元やお歳暮といった、いただきもの関係も多いのだとか。
サバ缶は、マヨネーズと敢えてトッピングしたのだそうで、ツナマヨっぽい感じになるらしい。
変わり種としては、コンソメ味のポテトチップス。
パリパリ食感とご飯の組合せが、タコライスっぽくなり、合うそうだ。
持ち込みをするお客さんの中には、子連れのお客さんもいる。
家庭中で、食べ残しをしないように日頃から意識するなど、食品ロスについて子どもに伝えることは大切だ。
でも、時には、こうして地域のお店を通じて体験するというのも、新鮮でとても良い経験になるのではないかと思う。
それに、自分が持ち込んだ食材がオリジナルの「ポークたまごおにぎり」に生まれ変わるというのは、どんな味になるか想像する過程も含めて単純に面白い。
加えて、きっとそこには、「食品ロス」問題の学びだけではなく、プラスαで地域とのコミュニケーションが生まれる。
今回、店長の都築さんにお話を聞かせていただき感じたことは「無理なく、楽しく、そしてお店ならでは」の取組みだな、ということ。
現在、日本でも多くの大企業のHPを開けば、いくつものSDGsの取組みが紹介されている。それこそ、17の目標すべてに取組んでいる企業だってあり、とても興味深くすばらしい。
一方で、小さなお店だからこそ出来る地域に根差したユニークな取組みが広がれば、「個人」としての私たちにとっても、よりSDGsが身近に感じることができるのではないか、と改めて思った。
最後になりましたが、店長の都築さん、今回はお忙しい中ありがとうございました!
ポークたまごおにぎりカフェ
https://www.p-cafe.tokyo/
東京都豊島区池袋2丁目2−4 藤井ビル 1階
営業時間 朝8:00-深夜0時
TEL: 03-6384-7928
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