星野リゾートの本音をつぶやく。空き家再生プロジェクト#50
おはようございます!
本日は、
星野リゾートの本音をつぶやく。空き家再生プロジェクト#50
といったテーマでお話ししようと思います。
こちらのマガジンの続編。
私は現在、空き家・相続に特化した不動産ベンチャー企業で新規プロジェクト「一棟貸別荘」宿泊業にプロジェクトリーダーとして挑戦しています。
記念すべき1棟目がたくさんのお客様にお越しいただいている一方で、慢心は大敵。つねに学び続け、誠実に向き合わなければなりません。
その一つの方法が「旅」をすること。
さまざまな地域へ足を運び、宿に泊まる。もちろん身銭を切ってです。体験こそが真の学び。今回は「観光業の異端児」とも呼ばれる星野リゾート。~リゾナーレ熱海~に潜入捜査に言って参りました~(/・ω・)/わっしょい!!
〇【ファミリー層】に全フリ!
今回お邪魔したのは星野リゾート~リゾナーレ熱海~
ホテル全体を通して真っ先に感じたことは「ファミリー層」に全振りしているということ。もちろん、あえてターゲットを絞っているとまでは言いません。しかしそう感じたのは私が家族ではなく、友人と女子旅で訪れたからです。笑
例えばラウンジのインテリアは子どもが座っても丁度よい高さのイスを揃えていたり、なるべく丸みを帯びた可愛らしいデザインの家具をチョイスしている印象でした。また、角が鋭い家具にはぶつかってもいたくないよう、衝突防止のクッションテープが張られているほど。小さい子どもが危なくないように徹底していました。
そしてなんとラウンジにはボルダリングが!大人ももちろん体験できますが、このカラフルなデザインは子どもがいかにも喜びそう。それから細かい視点ではありますが、いたるお手洗いに幼児用の補助便座が完備してしてありました。それだけでなくベビーベットやオムツ替え用のシートも設置。ママ目線で施設を作りこんでいる印象です。
砂浜を再現したソラノビーチ Books&Cafeにも絵本やおもちゃがたくさん並べられていました。
さまざまな場面で子どもを飽きさせない仕掛けが散りばめられていました。
私も経験がありますが、小さい子どもを連れての旅行って本当に子供の機嫌に左右されるんですよね。子どもが「つまらなーい」とグズリだすとそりゃもう大変。ママとパパは旅行を楽しむどころではなくなってしまいますから。そして小さい子どもはモンスター。おトイレひとつとっても、ママは大変なんです。そんな子育て世代に少しでも「旅行を楽しんでもらいたい」というメッセージが伝わってくる、気配りが行き届いたホテル。自分も宿泊業を営む端くれとして大変勉強になりました。
〇テーマは【花火】と【青】
~リゾナーレ熱海~のテーマは【花火】と【青】。
星野リゾートはひとつひとつの宿にテーマをしっかり設けている印象です。
以前伺った星野リゾート【界 アンジン】~静岡県・伊東温泉~では「歴史」と「船」をテーマにしていました。
その土地の文化や歴史、特性を活かした宿づくりを丁寧にされているんですね。
今回の宿もいたるところに【花火】と【青】が散りばめられていました。
このホテルは熱海海上花火大会が大変きれいに見える立地なんです。
そしてなんといっても目の前に広がる熱海の海。海の青をモチーフにした客室は清潔感あふれ、女性ウケ間違いなしです。
その土地の特性をとらえ宿のテーマに設定することでお客様も観光地をよりいっそう楽しむことができます。そして地域の文化に触れることで更に興味を持ち、さまざまな場所へ足を運んでくれるきっかけにも。また、楽しみ切れなければまた来よう!花火大会の日に予約を入れてみようかな…なんてリピートにも繋がりますよね。こういった仕掛けはお見事。さっそくメモメモ( ..)φメモメモです。笑
〇【景色】は最強の武器である
星野リゾート~リゾナーレ熱海~最大の武器はなんといっても目の前に広がるオーシャンビューです。この景色は全客室から見えるように設定されているようです。
部屋に入って一発目に飛び込む海。これは…誰もが心を奪われる景色です。
人間の五感である「視覚」をわしづかみにされます。
かなり入念にリノベーションされていましたが建物自体は年季が入っている印象でした。星野リゾートがのれんを付け替えたといったところでしょう。つまり建物はいくら古くてもいかようにもリノベーション可能です。しかしこの絶景が広がる「立地」は唯一無二。これが不動産の面白いところでもあるんですね~。私が仕掛ける別荘プロジェクトでもここはかなり大切にしているポイントです。
〇【炎上】覚悟でぶった切る!
それでは最後に…【炎上】覚悟で本音の感想「レビュー」をお話していこうと思います。今回宿泊したのは、11月の上旬の平日水曜日~木曜日の一泊。お値段は一人約4万円でした。
正直申し上げて、「大満足!」とは言えませんでした…。星をつけるなら★3くらいでしょうか。ちょっと厳しい気はしますが。というのも、このお値段で満足いくクオリティーではなかったかな。と思います。
例えば、スタッフさんの対応。星野リゾートは全体的に若い年齢層のスタッフが多い印象を受けます。もちろん若い方が未熟だ。とは言いませんが、ソラノビーチ Books&Cafeでは若いスタッフさんの表情に笑顔が乏しかったり、ドリンク注文のためにカウンターに立っていてもなかなか姿を現さなかったり…店内は空いていたのにも関わらずです。
私の中でホテルの最大の強みはコミュニケーションだと思っているんです。もちろん景色や美味しい食事も大事。だけど例えば、コンシェルジュが困っているときに声をかけてくれたり、地域のグルメや名店を熱心に紹介してくれたりしたら嬉しいじゃないですか!食べた食事の味はすぐに忘れてしまいますが、人とのコミュニケーションは心に刻まれたりするものです。ですから私の中では少し少し残念な印象を受けました。
それから清掃面にもほころびが。私自身が宿泊業を営んでいることもあって、細かいところに目が行ったり、興味本位で人があまり覗かないところを見てしまう癖があるからだとは思いますが…。例えば露天風呂の上の壁にクモの巣が張っていたり、照明の回りが汚れていたり…もちろんダイレクトに見える部分は綺麗に心がけているとは思いますが、そういったちょっと細部に目を向けると…残念な場面が見受けられました。もちろん、最高級の宿ではありませんからそんなの「あたりまえだろ!」と言われてしまうかもしれませんが…。トップシーズンではない平日、一人一泊4万円。皆さんはどう思われますでしょうか…?(*´ω`)
〇結び
最後にちょっとぶった切ってはしまいましたが、やはり学ぶところが多かったのも、さすが星野リゾートさん。
新規プロジェクトとして宿泊業に携わる前とでは旅行の捉え方がまったく変わりました。以前は「楽しむ」という目線でしかものごとを見てはいませんでしたが、今は「なぜ、人気なのか?」「その秘密は何なのか?」という経営目線に。するとあらたな発見の連続なんですね。
物事を多角的に捉える重要性を改めて実感しています。
星野リゾート~リゾナーレ熱海~については語り切れなかったので続編執筆予定です!しゃべりだしたら止まらないアラフォーでございます( ゚Д゚)カオス!
本日も最後までお付き合いいただきありがとうございまいした!
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