両方の親の感性が伝わることの大切さをしみじみ
子どもの頃、父が写真を撮りに行くのによくついて行った。
私も、昔父が使っていたカメラを持たせてもらって、父の真似をしてパシャパシャ撮った。
父は会社員(鉄道員)をしながら、家では趣味が高じて〝写真屋さん〟を営んでいた。当時は白黒写真がメインの時代で、昼間、母が店番をして注文を受けたフイルムを、仕事から帰ると暗室にこもって父が焼いていた。
カラー全盛になってから、機材も時間も追いつかず、閉じてしまったが。
父と撮りに行った時の私の写真も、いつも父が暗室で焼いてくれ、自分の写