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マイルを使ってリンゴの街へ〜青森・弘前編〜
今月で、マイルの有効期限がきれるということで、久々に『どこかにマイル』と交換してみることに。
『どこかにマイル』とは、JALが特典航空券の一つとして展開しているもので、7,000ポイントで往復航空券と交換できます。ただし、自分の希望する地には行けず、どこに行くかは運まかせ!
出発空港や、日にち(一ヶ月前からしか設定不可)など条件を入力すると、4つの候補地がでてきて、その中のどこに当たるかは3日後に連絡来るまでのお楽しみ🎵…となるわけです。
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実際のところ、今回は翌日に行き先決定の通知がきて、青森にハマりました!
行き先が青森となり、さてどうしょうか…と旅のプランを練ることに。実は昨年別件で青森を訪れていて、その時は青森市周辺と浅虫温泉を訪問。半年経たずに再度…というのも、つまらないなと思い、今回は青森市周辺以外で旅の予定をたてることに。
所要時間や交通機関を検索。何せ2日目はやたら時間があるので、どう使うか…温泉、利便性、目当ての物、etc…。と色々考えながら(こういう計画考えるのが楽しかったりする)、今回は弘前&大鰐温泉一泊二日の旅を計画。
青森空港からの直行連絡バスは、青森行きと弘前行きの2つ。弘前だとバス一本で移動はスムーズ。
そして、温泉に浸かりたい!
また、前回出来なかった「ホタテの貝焼き」と青森の地酒をぜひ食したい!と願望が沸き上がり、こちらに決めました。
弘前市を訪れるのは、まさに十数年ぶり!
知識も情報も朧げなので、事前に色々調べてみると、「りんご」の町だけにシードル文化が。様々な果樹園などでシードルを作っているらしく、味わいの違う色々な種類があり、お土産としても人気なのだとか…。これは、飲んでみるしかない!
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空港連絡バスで弘前駅に降り立ち、そのまま駅構内へ。2階に上がった改札口すぐ前に待合室があり、ここは、ちょっとした小さなお土産売り場みたいになっている。さらに、アップルパイとシードルの飲み比べもできるということで、早速立ち寄り!
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普段シードルは、酒飲みの私からすると、炭酸ジュースに近い感覚があって、自ら買って飲むことはないし、好んで注文することもないので、ちょっと新鮮。
今回飲んだ2種は、見た目の色も違えば味わいも全く違うもので、どちらかというと左側が好みの味でした。使うリンゴの違いはもちろん、醸造の違いなど、それぞれの農園・ワイナリーで独自のものを生産しているのでしょう。お土産用に販売している種類も結構な数でした。ちなみに、アップルパイの方はサクサクで美味しい!お値段は¥500でしたが、改札前にちょした待ち時間に手頃にこんなに美味しいアップルパイが頂けるのは、ありがたい。テイクアウトも可能です。
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さて、一息ついた後は奥羽線にのり、「大鰐温泉駅」へ。
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駅から数百mのところ(駅から見えます。道を挟んだ斜め前)に、日帰り入浴施設が。食事も土産物もあるということで立ち寄ることに。
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地域交流センターも兼ねていて、行った時は地域のイベントがあり、休憩室の大広間が貸し切り。
温泉…良い!お湯も雰囲気も。地元の方がひっきりなしに訪れ、地域の憩いの場のようでした。何故か海外客も数人!こんなところにも!?
日帰り入浴を堪能した後は、併設の食堂で大鰐町名物が食せるということで、こちらで遅めの昼食。
大鰐町名物の一つが「大鰐温泉もやし」だそうで、栽培に温泉の熱やお湯を利用していて、大変歯ごたえある食感が特徴とのこと。確かにシャキシャキとした食感。
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その後、宿の送迎を利用して今宵のホテルへ。今回、お世話になったのは大鰐温泉「不二やホテル」さん。大鰐温泉は、民宿、小さな旅館が多いらしく大きめなホテルはここだけです。
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お部屋は和室でしたが、一人には十分過ぎる広さ。
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さて、天候の関係もあり薄暗くなりつつあるので暗くなる前に、腹ごなしも兼ねて周辺を散策することに。
ロビーを降りていくと、女将さんが声をかけてくれたので温泉街について聞いてみたところ、ちょっと困ったように「…温泉街というほどの、これといって特に…」(笑)と言い淀んでました😅
すぐにマップを下さり、「今は開いていないお店とかもあるので」と、遠慮がちにおっしゃってくださり、「川岸に来ている白鳥が見ものです」と教えてくれました。
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マップ片手に歩いてみましたが、確かにひっそり…
「温泉街」というより「住宅街」に近い感じで、そんな地域に温泉宿が点在している、といったところです。ところどころに立ち寄り湯があって、たくさん町の人たちが入れ代わり立ち代わり、出入りしてました。調べたところ、いくつかある立ち寄り湯は¥200ほどで利用出来るので、毎日入りに来るのかな…と想像。白鳥の鳴き声も聞きながら、宿に戻り私も温泉へ。
(さっきも日帰り入浴しましたが)
大浴場は、数人の先客がいましたが空いていたので、のんびり入れました。お湯は、熱めで軽くヌルッとした肌触り。無色透明。匂いは無臭かと思えば、若干の温泉臭。鉄分?のような匂い。温まります!冷えた身体に染み入ります!!
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食事も美味しく、地酒も温泉も堪能し、まったり…。
至福です。大変居心地よく過ごさせて頂きました。
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チェックアウト後は、駅まで送ってもらい
弘前までの戻りはJRではなく、弘南鉄道を利用することに。弘南鉄道は、現在では2路線引かれていますが、この度この大鰐線が廃線となることが発表されました。地域の市町村と協力し、何とか運営を続けてきましたが赤字続きで存続は難しいという判断に至ったようです。周辺には学校も多く、通学路線としても活躍していましたが、人口減少・生徒数減少などに逆らえなかったようで残念です…
3年後に完全廃線が決定しているので、これが最後になるかもと思いながら利用。
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終点の中央弘前駅は、弘前駅から徒歩20分ほどの少し離れたところにあります。
歩いてすぐのところにある「赤レンガ倉庫美術館」に立ち寄ることに。cafe&shopにはまたしてもシードル飲み比べがあるらしくこちらでも試してみることに。
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昨日よりお高く3種で¥1,800。なかなかのお値段。の割に、注がれている量はわずか(ケチ臭い発想でゴメンナサイ)。観光地料金になっているな…と思いながら味わいました。ちなみに、向かって左側が一番好みでした。
一緒に、アップルパイと迷いましたが、今回は珍しいので、リンゴのガレットを注文。ところがこれが大失敗(T_T)
ガレットと言えば、クレープのように薄く焼き上げた生地にトッピングがされているもの…というイメージで注文したのですが、出てきた物は全くイメージと異なり、申し訳ないながら美味しいとはとても思えない代物でした(ゴメンナサイ(汗))。こちらもお高いお値段だったのです(¥900程)が、これは頂けない。
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つゆだく状態のリンゴソース。メニュー表の写真では、トロミのあるソースがまんべんなくかかっているかと思い込んでしまったのですが、本当につゆ…汁です。ヒタヒタに浸っていて、すでに焼き上げたガレット感は皆無。ふやけてガレットなのか何なのか、判別難しく。このつゆ(ソースです)も、苦味があり正直美味しくない…(泣)。
後からクチコミをチェックすると、アップルパイは美味しいらしい。そちらにすれば良かったです!大失敗でした。利用される方はぜひアップルパイを😓
さて、帰りの便は夕方以降。まだまだ、まだ時間がある!
ということで、「ホタテの貝焼き」を求めて食事処へ!青森の郷土料理に「けの汁」や「せんべい汁」
などもありますが、それらは食したことがあり、何故かタイミングが合わずこの貝焼きだけは食したことなく、何としても今回は食してみたかった🤤熱望!
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もう、あまりに楽しみ過ぎて写真を撮る前に、料理をつついてしまいました💦思わず…待ちきれずに…
味は、思ったより味噌の風味はガツンとこなくて、むしろ卵のフワッフワ感が先に来ます。中からホタテがでてきますが、ホタテは普通に美味しい!
そして、ここでも地酒を堪能!(昼から日本酒!旅の醍醐味!)
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こちらはアツアツのサクサクでした。
3種、純米吟醸&吟醸なので、甘みがきます。
陸奥八仙のシルバーラベルは、甘みが強く、あとに残る味…やっぱり吟醸。
豊盃、菊乃井、ともに純米吟醸のため、さらっと飲めますが、やっぱり甘さがフワッと来ます。
どちらかと言うと、菊乃井の方が甘さが強く、個人的には豊盃が一番飲みやすく好み。
かつては、純米吟醸や純米など、甘口・フルーティな日本酒を好んでいたのですが、最近は辛口に好みが寄ってきた気がします。甘すぎると、“美味しいけど、ちょっと違うぞ…”となります。
でも、目的だった地酒も堪能!大満足!
地元の名産、地酒、を思う存分堪能した旅でした。
訪れた土地で、地の物を食し、その土地の空気や雰囲気を味わう…こういう時間が日常に活力を与えてくれるなぁ〜と、改めて実感しました🎵
マイルが貯まったら、またどこかに飛ぼうかな…