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本を出したらどうなった?

「本を出そう、本をだそう、出したらどうなった?」みらいパブリッシング 城村典子
 まさに、ずばりの!エッセイを書きました。

 私が本を出そうと思い立ったのは、60代半ば。
 一般の人が本を出すのは、出版社から依頼されて本を出すという先入観もありハードルが高いと思っていた。また、自己顕示欲ではないか?承認欲求なのか?と自分でも何のために出したいのかが分からない「言い訳」をたくさんしていた。
 ようやく自己顕示欲であろうが、承認欲求であろうが自分を表現したいという思いは自由だと自分にOKを出す。
 それからも長かった。年末になると今年も終わった、本はどうする?と自分に問うが、誰にも言い出せない。
 そんな自分から脱しよう、本を出したいと言葉にしようと思い、ライターの知人に話したら、出版セミナーがあると教えてくれ、城村さんのセミナーにたどりついた。
 自分への説得から、他者へ思いを伝えること、そしてセミナーに参加という道をたどるまで5年、まだ後押しが必要な自分にうんざりしながらも、ここまで来たのだからと城村さんに相談する。思い切り背中を押されたのだ。私の目に「押して欲しい!!」があふれていたと思う、やる気満々だったと思う。
 やっと、職場の仲間に話すと「待ってたよ」と盛大に喜んで、皆で張り切って本を宣伝しようと励ましてくれたのだ。
 嬉しかった。
 これまで書きためてあった原稿を整理し、書き加え、戻り、付け加え一年足らずで出版となった。
 発売日が、コロナ発生の20204月パンデミックと同時だった。出鼻をくじかれたものの、仲間から、締まっている本屋に電話してシャツターを開けてもらい受け取った!とのメール。またズームで出版記念のお祝い(まだ、誰の手にも届いていないにも関わらず)をしてくれた。
 「本を出そう、本を出そう、出したらどうなった?」。
 仕事の仲間や勉強仲間からのエールが届き応援の声に励まされ、本を出すとはこういう事かと世界中に感謝した。
 自分の存在を雄弁に語ってくれる本の力。本のパワーが今でも私を支えてくれている。
 他者からの信頼感は自身への信頼につながり、世界へ何ができるかに変わった。今は毎朝「世界の平和の祈り」を続けている。
 城村さんの本を読んでもう一冊書いてみたいという気になったが、その前に体力知力を鍛えようと年齢の壁と戦っている。

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