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新たな場所からスタート

昨年3月無事中学を卒業したと同時に、引っ越しをしました。
長年住んでた団地の雨漏り(寒さで凍結による水道管破損で、天井から今までにない雨漏り状態)があったのと、電車で高校に通学しやすいようにとタイミングが重なった為、色々と大変ではありましたが、駅近くに引っ越し。
環境が変われば、良い方向に向くことを願って。


私立高校入学

かろうじて受かっていた私立高校に入学を決めました。
息子も環境が変われば大丈夫かもって。
入学式前日。私がドキドキしていました。
明日行ってくれるだろうかと‥。
朝起きて制服に着替えて、車まで向かいました。

入学式が終わりほっとしました。
息子が、思ったより楽しそうかもって言ったので
新たな高校生活がスタート出来そうって、嬉しい気持ちになったのを覚えています。

登校初日

自分で駅まで行き、たまたま同じ中学の子が同じクラスで、一緒に電車で行きました。
初日は半日で終わり帰ってきました。
しかし、疲れたと。
息子にとっては久々の学校。しかも知らない人だらけで、色々と疲れたのだと思います。

二日目

朝おきられず、何となく嫌な予感。
まだ二日目だよ?!って思いながら、お弁当をカバンにいれたり用意をするが、いっこうに起きない!仕事があるため車で送って行くにも時間がない。
とりあえず、お休みをしました。

3日目、四日目も行けず、5日目の金曜日

先生が直接息子に電話をくれ、息子の気持ちを理解してくれ、午前中だけでも顔見せてくれって。
生徒の気持ちを1番に考えてくれる先生で(男性で、ボディービルをやったりしてたよう)、ベッドに横たわってた息子ですが、飛び起きて制服に着替えて電車で学校へ向かいました。

お弁当作ったのに午前中で帰るからって、持って行ってくれずでしたが、そこはまあいいかと。
結局1日いて帰ってきたもよう。
そして、土日をはさみ月曜日。
その日から、息子は学校へ行くことはありませんでした。

先生との面談

高校は単位や出席日数もあり、早い段階で学校に呼ばれました。
今後について本人とどうするか。しかし、息子は面談に行くことすらできなくなってました。
それは、受験辞退の面談で先生と二人きりになって、散々否定されたことがトラウマになっていたようで、面談って言っただけで、拒絶反応。
無理の一点張り!
しかし、私にもどうして嫌なのか話してくれない
ので、本人が行かない限り話し合いにならない。

先生も困惑。とりあえず、お母さんだけ来てくださいと。
そして、担任、学年主任の先生と私の面談がスタート。
本人がこないのは、はじめてです〜って
先生も笑いながら言ってくれてほっとしました。
本人も理由はわからないんだと思うって。
その面談後も、何度か息子にLINEをくれたり、電話をくれて、「辛い気持ちもわかる、でもそれと同じくらいお母さんも辛い気持ちでいることを忘れないでね」と息子に伝えてくれていました。
私は涙が溢れそうなのを必死でこらえました。

高校生活3ヶ月目

もう学校に通えないなら、気持ちが辛いなら辞めてもいいと息子には伝えていました。
でも辞めない選択をしながらも学校に行けずにいる息子。
おそらく色々とお金がかかったのを気にしていて、辞めることが出来ずにいたのかなって思います。

担任の先生が次の段階へ行けるように、そろそろラクになろうや〜って。息子の背中を押してくれました。
そして昨年6月、退学手続きをしました。

振り返ってみて

息子が不登校になった時、身近な人からはあまり理解されませんでした。
甘えだとか、病気だとか、色々と言われてきました。でもそばで見ていた私には、病気とは思えませんでした。
最初は私も受け入れることができず、甘えかなって思うこともありましたが、色々と本を読んだりしていて、やっぱり違う!と思いました。

高校を辞めてからすぐ、近くの大学病院にある不登校サポートに受診しました。
今更?って思う方もいたかもしれませんが、次のスタートをするのに、本人もはっきりさせたかったのでしょう。ずっと拒否していた病院に行くと決めました。
結果、起立性とかでもなく、大丈夫そうだね〜って。診断書を書くにもかけないくらい大丈夫のようでした。問題ないよって先生からも背中をおしてもらいました。

通信制高校へ編入学

今後どうするかについて息子と話し合い、友達が入ってるS高等学校に入りたいとのことでした。
通信制のイメージがあまりよくなかったので、私もめちゃくちゃ調べました。
オープンキャンパスを見に行き、あらためてここがいいってなり、入学を決めました。

息子はS高(N高)の完全オンラインです。
昨年カンブリア宮殿でN/S高が特集されて、放送されたのですが、学長はもともと通信制で働いていたようで、そこから通信制への思いがあり、学校を設立されたよう。
色々な専門分野の方との交流や、特別セミナーみたいなものもあったり、盛りだくさん。
在宅ワークと一緒でパソコン💻一つあればどこからでも受講可能。
色々なツールもあるのですが、息子は活用できてないので、もったいないですが。

今日はスクーリング最終日

年に二回スクーリングがあります。
前回はオンラインで受講し、今回は二回目リアル登校の最終日。
ところざわサクラタウンキャンパスで、初めて会う人達と最終日を迎えてます。
私はキャンパス内にある公園で、このnoteを書いてます。

最後に伝えたいこと

長々と書きましたが、結局何が言いたかったのかというと、とにかく元気でいてくれてることが1番!
大抵学校に行けなくなると、世間体を気にしたりしてしまいますが、そんな必要ありません!
私は今胸をはって、うちの息子は通信制で頑張って元気にやってます!って言えます。
そして、ずっと来たいと思ってた武蔵野ミュージアムの本棚劇場に、息子が導いてくれました。

今苦しんでいる方がいたら、溜め込まず吐き出しましょう。
ただ理解されないと思う方にはスルーしましょう。自分が苦しくなるだけなので。

今だからと息子に聞いてみました。
中学最後の担任の先生のこと。
かわいそうな人だと思ったそうです。あまり聞かれて思い出したくないようですが、私に学校に行けないのに、行くように言われるのも辛かったと。

あんなに嫌がっていた面接の壁も超えて、バイトもはじめることができました。
息子なりのペースで頑張っています!
私も自分のペースで、少しずつ前に進んでいこうと、あらためて思いました。
息子よ、ありがとう。








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