アイカツアカデミー感想
見た。クオリティ高いCG中心なんだけど、使えば使うほど安く上がるし、3人しか出ない(とはいえ、ロッカーは4人分あるけど、メンバーは露骨なほど話題に触れていない)のだから、そこに予算はかけてるのかなと思った。
ホロライブなんてファン層の規模から言えば、全部3Dでもペイしそうですけど、モデルのアップデートで稼いだり、先輩に倣ってのことなのでしょう。
しかし、3人が中学生じゃなく18歳というのが驚きましたが、「アカデミー」というタイトルに違和感を持っていたけど、語源のとおりに高校の上の教育機関の生徒ということなのでしょう。
アイカツのオーディション告知らしき「アイドルVTuber声優キャスト」オーディションは18~25歳女性が対象で、夜中の遅い時間でも配信できるようにしたいのかなとおもいました。
さて、告知が出たらアイカツじゃない!という批判が殺到したのにいざ配信を見せたら、もちろんまだ否定的な方もいらっしゃいますが、大半が「うんうん、これもまたアイカツだね」という意見がしめていたのは良かったのではないかと思います。
結局、「テレビとデータカードダスを中心に展開するアイカツ」(以下従来型)が立ち行かないから、子どもたちにも注目されているVTuber路線に活路を見出すというのが本来的な目的(すとぷりなんて、なんであんな訳のわからないものと思われるかもしれませんが、ファンの中心はキッズのコンテンツですよ)で、これでアイカツをリブートさせてあわよくば従来型を出したいというのが本来の目的なのだろうかなは思います。
展開方式は従来型とはかけ離れている。それが故にファンからも強い反発を受けたけど、実際には作品を見たら「これもまたアイカツだね」と感心される。
結局コンテンツの肝というのは、「心」であると言わざるを得ない。
それ自体が定量化が全く出来ない極めて曖昧なものですが、結局心を動かす商売というのがエンタテイメントの本質なわけで、その提供する側の肝もまた、心ということなのでしょう。