新ラブライブ!と描きづらいバンドリの展望

ラブライブが昨日、バーカhルスクールアイドルなるプロジェクトを発表していましたが、いつかは5番目は出るだろうと思っていたが、スーパースターが映画化される頃まで無いと思っていたので、このタイミングとは思わなかったというのが率直な感想です。

公式サイトにあるイントロダクションの煽りには以下の記述があります。

新たなメンバーおよびキャストによる動画配信をメインに、雑誌展開、楽曲CDのリリース、スマートフォン向けアプリ、ライブイベントなど、オールメディアで展開!

https://lovelive-anime.jp/v-schoolidol/

まず目を引くのはメンバーとキャストによる動画配信を一番に書いていることと、雑誌(ラブライブ!デイズとG'sマガジンの連載)よりも、CDよりもスマホアプリ(ゲームとは明示していない)を後ろに書いているのです。

ラブライブ!用語ではメンバーというのは例えば高坂穂乃果のようなアニメキャラを、キャストは新田恵海のような声優を示すのですが、とにかくアニメキャラと声優の動画配信に重点を置くとあります。

現在の『ラブライブ!』というコンテンツの課題は新規の取込と、ゲームの不振の2つがあるわけですが、そもそもスクスタの時点で音ゲーがレッドオーシャン化が進んでいたからスクスタはリズムRPGに向かったのに今さら真正面の音ゲーを出して勝ち目があるとは思えません。

今のラブライブ!の運営は自らが開拓したアニメ・ライブ・ゲームの相乗効果でコンテンツをヒットさせるという考え方から、最近ではTikTokアカウントを開設するなど「ゲームに頼らないコンテンツ」という方向を模索しているようにも思えます。

そもそも現在のスーパースターだって定石から言えばアニメと同時にスクスタやスクフェスにフル参戦させるべきなのに、未だにゲスト参戦に留まっていて、「何でだろう」と不思議に思ったのですが、今回の件で、「ゲームからは距離を置きたいのだろう」とはっきりと解りました。

さて、ラブライブ!には次々と新しい世代を投入して若い層を取り込もうという、ビジョンがあるのは良いですが、問題はバンドリの方。2年前に新バンド投入で取り込みたかった、若いゲーマーが軒並みプロセカに流れている感があるのです。

とはいえ、木谷さんが言うように「バンドリを数十年続ける」となればいつかは新シリーズの投入は避けて通れないのですが、スマホゲームとライブ中心のIPとして上手く行きすぎて、次の手を打てなくなっているような感じがあります。

ライブは現状はAqoursでさえ2万人のナゴヤドームを埋められない状態ですし、ゲームは競争が激化しているわけで本当にしんどいだろうというのは素人でも見とれます。

もともとバンドリというコンテンツは二次創作も少ないですし、若い人が中心で、多くお金を落としてくれるような高齢層が少ない印象があります。といっても「7年もやってて・・・」とは思いますが、ファンの入れ替えが激しいのでしょうか?

ラブライブ!運営の新しい手も成功するかどうかは解りませんが、それ以上にバンドリは手詰まり感が見え、ファンとしてはなにか新しいことをやって欲しいと願う次第です。

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