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2人のさくらから告白されたんですが…

〇〇:スゥ…スゥ…


ドタドタドタドタ


ガチャン


??:おはよー!!!


〇〇:ん〜…


〇〇:うるさいよ…桜…


桜:ほら、遅刻するよ!


〇〇:わかったよ…


僕は重い腰を上げて、準備する


〇〇:じゃあ、行ってきます


〇母:行ってらっしゃい



〇〇:もうちょい静かに起こしてよ…


桜:だってあのくらいじゃないと起きないじゃん


〇〇:だからって、もうちょっとなんかあるでしょ


桜:文句言うなら起こしに行かないよ?


〇〇:…別にいいし…


桜:今の間は何よ笑


桜:そう言って、起こしに来て欲しいんでしょ笑


〇〇:はぁ?そんなことないし


桜:素直じゃないな〜


なんだかんだ、桜と喋りながら登校するこの時間が楽しいかったりする〇〇でした


学校に着いた瞬間、校門に入ると…


??:〇〇くん〜


バサッ


〇〇:ぐるしい…



桜:ちょっとやめてくださいよ!さくらさん!


遠藤:あっ、ごめんごめん


この人は、1年先輩の遠藤さくらさん


この人は、ナチュラルあざとい人


〇〇:ぷはぁ…


〇〇:急に抱きつかないでくださいよ…


〇〇:''さくらさん''


桜:え?!


〇〇:どうしたの?大きい声出して


桜:いつから、名前で呼び合うようになったのよ!


遠藤:えーっと…この前だよね〜


〇〇:急にさくらさんが、さくらって呼んでって言われて、それはさすがに無理ですってなって、さくらさんに落ち着いたんですよね


〇〇:てかどうしたんよ、名前くらいで


桜:はぁ…〇〇ってほんとに鈍感だね…


〇〇:え?


遠藤:うん、ほんとに鈍感だよね


〇〇:ちょっと、どういうことですか


桜:あのね…


桜:私は〇〇のことがずっと好きなの!


〇〇:え?!


遠藤:ちょっと、桜ちゃんずるいよ〜


桜:何もずるくありませんよ


遠藤:私も〇〇くんのことが好きなのに…


〇〇:ちょっとちょっと、情報が多すぎてついていけない…


桜は片腕をつかんで


桜:ねぇ、〇〇


さくらさんも対抗するように、もう片方の腕を掴んで


遠藤:〇〇くん


2人:どっちを選ぶの?!!!


〇〇:…


〇〇:選べないよぉぉぉぉ!!!



fin…

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