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突然乗ってきた女の子に一目惚れしました

〇〇:…


運転士:次は〜‪□□〜、□□です


ただぼーっと、街の景色を見て通学する毎日


バスを降りて、学校まで歩く


そこで、今日やらなきゃ行けないことを頭の中で確認する


学校に着いた


??:おはよー


〇〇:美空、おはよ


幼馴染の一ノ瀬美空。


幼稚園から一緒で、たまたま高校も一緒だった


〇〇:今日さ、数学のテストだよね


美空:あれ?そうだっけ…


〇〇:え?多分…そうだった気がするけど


美空:やばい…テスト勉強してない…


〇〇:大丈夫、僕もしてないから笑


美空:ここに仲間がいた笑



そんなある日…


僕は始発駅でいつもバスに乗っているのだが、途中停車で見知らぬ、僕と同じ制服を着ている女の子が乗ってきた


見た感じ、僕の1個下の後輩っぽい


転校生かな?


そんなことを思いながら、バスに揺られていた


すると…


40代くらいの男が、不自然に女の子の側に移動した


僕は不思議に思いながら、男を見ていた


しばらくすると…


男は、女の子の体を触った


女の子は、え?って言う顔をしてとても嫌そうにしている



僕は、女の子に手招きをした


女の子はこっちに来て、窓側に座らせた


〇〇:大丈夫?怖かったよね


??:はい…すごく怖かったです…


〇〇:もう大丈夫だからね


??:あの…助けてくださってありがとうございます…


〇〇:いえいえ



〇〇:同じ制服着てるけど、転校生?


??:はい、親の転勤で引っ越してきたんです


〇〇:なるほどね〜


〇〇:あ、君なんて言う名前?


??:小川彩です


〇〇:小川さんね


〇〇:僕は〇〇 〇〇


〇〇:よろしくね


小川:よろしくお願いします


運転士:次は〜終点〜‪✕‬‪✕‬〜‪✕‬‪✕‬です


〇〇:多分初めてだよね、〇〇学校に来るの


小川:はい、そうですね


〇〇:学校まで案内しようか?


小川:え、いいんですか?


〇〇:もちろん


小川:では…お願いします…


小川:方向音痴なので、すごく助かります


〇〇:じゃあ、行こっか


小川:はい



僕は、小川さんを助けることができた


普段だったら、助けてたかどうか分からない


自分の後輩だからっていうのもあったかもしれない


でも、なぜか守らなきゃっていう気持ちが強かった



学校に着いた


美空:おはよー


〇〇:おはよ


美空:え…〇〇が女連れてきた…


〇〇:人聞きが悪いこと言うなよ笑


〇〇:この子は小川さんだよ


〇〇:転校生だから、道案内してたんだ


美空:私は、一ノ瀬美空


美空:〇〇の幼馴染


美空:よろしくね


小川:よろしくお願いします


〇〇:職員室に送ってあげた方がいいよね


美空:だね


僕は小川さんを職員室に送ってあげて、自分の教室に戻った


美空:いやー、まさか〇〇に女が出来るとはね〜


〇〇:出来てないし、言い方悪いわ笑


美空:でも、好きでしょ?


〇〇:…ノーコメントで…


美空:それ、ほぼはいって言っているようなもんじゃん笑


美空:でも、今日バスに乗ってきたってことは、また明日も会うってことでしょ?


美空:チャンスじゃん!


〇〇:いや〜


美空:意気地無しボーイだなぁ


美空:あなた男でしょ!しかも年上だし


美空:きっと、向こうも待ってるから


〇〇:…わかった。明日告白するよ


美空:頑張って


美空:もしダメでも、骨は拾ってあげるから


〇〇:縁起でもないこと言うなよ笑



翌日


小川さんはまた、僕が乗ってるバスに乗ってきた


小川さんは僕に気づくと、僕の所にきた


小川:〇〇先輩、おはようございます


〇〇:小川さん、おはよ


〇〇:学校には慣れた?


小川:いや、まだいっぱい分からないことはありますね…


〇〇:そっか、まだ今日で2日目だもんね


小川:そうですね〜


〇〇:分からないことがあったら、聞いてね?


小川:はい、ありがとうございます


運転士:終点〜‪✕‬‪✕‬にまもなく到着です


僕達はバスを降りて、学校に向かう


〇〇:小川さん


小川:はい、何ですか?


〇〇:初めて小川さんを見た時に、一目惚れしました


〇〇:もし良かったら、付き合ってくれませんか?


小川:…


小川:はい!よろしくお願いします!


〇〇:うそ!ほんとに?!


小川:〇〇先輩に、助けてもらってから私も一目惚れしました…


〇〇:小川さん…


小川:彩って呼んでください…


〇〇:わかったよ…あ…彩…


小川:はい!


彩は、僕の手をぎゅっと握ってきた


〇〇:ふぇ…///


小川:えへへ♡…〇〇先輩…


〇〇:ん?なに?…


彩は僕の耳元に近づいて…


小川:だーいすきです!♡


〇〇:かわいすぎるよ…


僕達は手を繋いだまま、学校に着いた


美空:おはよー


小川:おはようございます


美空:えっ!手を繋いでるってことは…


〇〇:僕達、付き合うことになったよ


美空:おめでと!


〇〇:ありがと


美空:ちゃんとあーやの彼氏にふさわしい男になりなよ〜?


〇〇:もちろん!


小川:私からしたら、もうふさわしい男になってますよ!


美空:え〜ラブラブじゃ〜ん笑


〇〇:うるさいよ笑


美空:じゃあ、私先にいくね!


美空:2人の邪魔しちゃ悪いし笑


美空は走っていってしまった


小川:私、最っ高に幸せです!


〇〇:僕も、今までで1番幸せかも…


僕は頭を撫でて…


〇〇:大好きだよ


小川:…///


小川:私もだ〜いすきです!


fin…

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