胚盤胞の点数評価について
【ご質問原文】
胚盤胞のグレードについて質問です。
先月採卵し、凍結出来る胚盤胞が3つ残りました。
私が今通っているクリニックは胚盤胞のグレードが点数方式らしく、10点満点中 9.2点 6.6点と3.2点の胚盤胞になりました、との事でした。
以前他のクリニックに通っていた時は良くある 『4BB』や『5AB』の様なグレードだったので、いまいち点数方式のグレードがピンときません。
グレードを点数方式で表される事はありますか?
【回答】
これは、タイムラプスインキュベーターのオプション的機能で胚を点数でスコアリングするシステムがあります。
vitrolife社のEmbryoscopeを使用しているクリニックでは、2種類の評価方法があります。
KIDスコアとIDAスコアというもので、どちらも10点満点です。
KIDスコアは今までのABCの形態評価に加えて分割スピードなどがスコアに反映されます。
IDAスコアは最近利用開始になったスコアリングで、AIがタイムラプス動画をみて自動的に点数化します。
そのため、何を基準にスコアリングしているかはよくわからないみたいです。
実際は、どちらのスコアもABCの形態評価と相関すると報告されていますので、点数が高い方が妊娠の可能性が高い胚盤胞であると考えて良いと思います。
一方で、形態評価よりもKIDスコアやIDAスコアの方が胚盤胞の妊娠予測性能として優れてるかどうかというと、なかなか微妙なところだと思います。
以上です。
ご参考になれば嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?