逗子・葉山のお部屋でそっとクリスマス
2020年の感染症の騒ぎ以来、職場と教会音楽の学校の往復のみという生活を送っていましたが(学校の課題で忙しすぎて、旅行に行く時間がなかっただけ)、さすがに飽きてきたので、小さな旅に出てみました。
上野駅から東海道本線に乗ったのですが、この路線が久しぶりすぎて全然わからない。良く晴れた暖かい日で眠くなってきたけど、寝たら絶対寝過ごすと思ったので、必死で眠気をこらえていました 。
戸塚で乗り換えのため降りました。ここが箱根駅伝の「戸塚中継所」のあるところなのか。さて、今待ち合わせている電車に乗っていいのかな?多分違う予感がする、ということで3本くらい後の電車に乗りました。すごく混んだ電車でしたが、多くの人は途中の鎌倉で下車していました(今やっているテレビドラマの影響らしい)。
11時頃に逗子駅に到着しました。所用まで少し時間があったので森戸神社に行こうとバスに乗りました。途中から錨、ヨットのモチーフが描かれた店が多くなり、早稲田のヨット部の拠点もあり、海に近づいている感じ。
森戸神社で下車しました。参道を通ると神社があり、そのすぐ裏手は海!Supやカヌーを楽しむ人たちもいました。
石原裕次郎の記念碑もありました。
30分くらい滞在したでしょうか。近辺で昼食を取ろうかと思いましたが、所用があるので逗子に戻ってから昼食にすることにしました。逗子行きのバス停の近くに三角屋根やオアシスなどよさそうなカフェがあったので、次回行ってみよう。でも夏は暑いので、夏場は避けよう・・・ 。
逗子駅に戻り商店街を歩いていると、ランチを提供するケーキ屋さんがあったので入ってみました。メニューにはカレー2種と、パスタ2種のセットがありました。カレーは前晩に大量に作っていたので、パスタを注文しました。美味しいしボリュームもある。食後のコーヒーも追加で注文したケーキも大満足でした。
さて、目的地に向かいます。「桜山7丁目」のバス停で降りるのですが、逗子からバスで2つ目くらいなのに、山の中に降ろされました。すぐそばにはトンネルもあるし、何もない。帰れるのかといささか不安になり、逗子駅に向かうバス停を確認すると、案外バスがあるので安心しました。つい先ほどまで海にいたので、不思議な感じがしました。
この日の目的はソルミゼーション講座・ソルフェージュの補講でお世話になっている辻康介先生と、葉山古楽婦人会(先生の奥様でチェンバロ奏者の辻文栄さん、バロックバイオリンの宮﨑蓉子さん)による演奏会でした。バス停からさらに山道を登ると山小屋のような雰囲気の会場がありました。暖炉もあり、天気が良ければ海や富士山も見えるとのこと。
「お部屋でそっとクリスマス」というタイトルの演奏会で、イタリアの中世の音楽を中心としたプログラムでした。全く知らない曲ばかりでしたが、歌詞を日本語に訳していたり、合間合間で日本語の朗読があったりして、何も見なくても楽しめました。クリスマス前ということもあり、キリストの降誕を待ちわびるストーリーになっていました。「なので楽しい曲なんてないですよ。マリアもヨゼフも出てこないし、出てくるのは羊飼い」とのことで、暗い曲もありました。この曲なんて、辻先生が意地悪く歌っていていました。意地悪いのがよく似合う・・・(これも日本語に訳して歌われていました。合いの手は私も歌ってみたい)
3人のトークも面白く、あっという間に楽しい時間は過ぎました(辻夫妻の会話は同級生のT島さんとM成さんを彷彿させる・・・笑)。こちらはアンコールの写真です。これはすごく楽しい曲で、皆で手拍子をして盛り上がりました。またアドヴェントの季節に聴きに行きたいです!