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君子危きに近寄らず

昨日、あるネットニュースを目にした。
某元アナウンサーの記事だ。

少し前にも大きく取り上げられてはいたが、
この時代ならではのセンシティブな内容なのでコメント欄も
腫れ物にさわるように炎上ギリギリのラインで鎮火していた。

私もついつい今回の記事にも目を通してしまったが、
途中で、すぐに見るのをやめた。
この手のタイプの人に関わってはいけない。
たとえそれがネット記事だとしても見たら負けだ。

世の中には、人を過剰に惹きつけようとする人がいる。

大谷選手のようにその人自身にものすごいカリスマ性があり自然と人を惹きつけられるのとは違う。

どんな手を使ってでも人を惹きつけようとする努力タイプの人だ。
このタイプの人は、情報を小出しにし、ネタ明かしを最後までひっぱる。
そうやって人の注視を集めようとするのだ。
けれどもどこか矛盾している。
矛盾が矛盾を生み、綻びが出始めて、
盛大なネタバラシで辻褄を合わせようとするが
結局、多くの人の関心はすでに薄れてしまい、それとともに社会的な信用も失ってしまう。

別にこの努力タイプの人が悪いと言いたいのではない。

やっかいなのは、
私はうっかりするとこの努力タイプの人の罠に掛かってしまうということだ。

好奇心が刺激されるのか?
小出しにされる矛盾多き情報に興味をそそられ、
過剰な正義感でその矛盾を突きたくて仕方なくなる。
もうこれで完全に蜘蛛の巣にかかった虫だ。

たとえ著名人であろうと、
この手のタイプの人に少しでも関心を持つと確実に消耗する。
すでにこの記事を書いている時点でもう消耗されているのだ。
楽しむ程度ならいい。
でも一喜一憂してたらすでに相手の思う壺。
ほんとに関わってはいけない。
君子危きに近よらずだ。

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