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小惑星のサンプルから生命の謎を解き明かす!OSIRIS-REx ミッションの魅力

こんにちは、理系の女子高生として、今日はちょっとわくわくするお話をしたいと思います。それは、NASAの「OSIRIS-REx(オサイリス・レックス)ミッション」。聞いたことがない人もいるかもしれませんが、このミッションは「ベンヌ」という小惑星からサンプルを持ち帰るという、まるでSF映画みたいなプロジェクトなんです!どうしてそんなことをするのか、何を見つけようとしているのか、ちょっと一緒に探ってみましょう!

小惑星から何を持ち帰るの?

まず、なんでNASAがわざわざ小惑星「ベンヌ」まで行ってサンプルを持ち帰ろうとしているのか。その理由は、生命の起源に関する謎を解く手がかりを見つけるためなんです。小惑星や隕石には、有機物と呼ばれる炭素を含んだ化合物が含まれていることがあって、これが生命の元となる「材料」かもしれないと考えられています。つまり、私たちが存在するために必要な分子のパーツが宇宙からやってきた可能性があるというわけですね!

小惑星「ベンヌ」ってどんな場所?

次に、なんで「ベンヌ」なのかというと、いくつかの理由があります。「ベンヌ」は炭素を多く含む小惑星で、その軌道が地球に近いことから、将来的に地球に影響を与える可能性がある天体の一つなんです。それに、「ベンヌ」は比較的手つかずの状態で、地球のようにたくさんの化学反応や地質変動を経験していないため、まるで「時間のカプセル」みたいに、太陽系ができたばかりの頃の状態を保っているのです。

ミッションの挑戦と利点

さて、このミッションがすごいのは、地球に落ちてくる隕石をただ拾うのではなく、NASAの探査機が自ら小惑星に行ってサンプルを持ち帰ってくるところ!隕石を拾う場合、地球の大気を通過する間に焼けたり、地面に落ちてきたときに汚染されたりするリスクがあります。でも、OSIRIS-RExはそのリスクを回避するために、慎重に「ベンヌ」に接近し、ほんの数秒でサンプルを採取して離脱するという高度な技術を使っているんです。これで、きれいで新鮮なサンプルが手に入るわけですね!

持ち帰ったサンプルで何をするの?

持ち帰ったサンプルはどうなるのか?研究者たちは、ガスクロマトグラフィー質量分析計(GC-MS)という、ちょっと難しそうな機械を使って、それぞれの分子を調べていきます。ここでの目標は、「前生物的有機物」と呼ばれる、生命が生まれる前の段階の有機物を見つけることです。これがもし見つかれば、地球以外の場所でも生命が誕生する可能性があることを示す重要な証拠になるかもしれません!

宇宙への夢と未来

最後に、このミッションが私たちに教えてくれるのは、科学の力と人類の探究心の素晴らしさです。何億キロも離れた小惑星からサンプルを持ち帰り、それを何世代にもわたって研究するなんて、本当に夢のような話ですよね。そして、もしかしたら私たちの次の世代、あるいはもっとその先の科学者たちが、このサンプルを使って新しい発見をする日が来るかもしれないと思うと、ワクワクが止まりません!

だから、私は理系が好きです。宇宙の謎を解き明かし、未来を開く科学の力に魅了されているんです。いつか自分もこんなプロジェクトに参加できる日が来ることを夢見ながら、今は一生懸命勉強に励もうと思います!

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