弟くんが、神に思えた瞬間。
前回の投稿で書いている「あいつ」が
午後にまた家に来た。
あいつは母親が玄関で対応するなり
その場であれやこれやを話し始めた。
それはご近所であったトラブルの経緯について
午前に来たとき
父親から聞き出し
(父親はそのトラブルの当事者ではない)
そのことをまた
トラブルの当事者に話しを聞いて
そしてその結果どうなったか?を
あいつはわざわざ父親に話に来たのだ。
父親は玄関口から外にあいつを連れ出し
そして家の外で立ち話をし始めた
わたしはこれから出勤だったから
そこに居られることで
外に出られずに困っていた
あいつの話は長くて
同じことを繰り返す
わたしは紀尾井町では有名な
ぼっちゃんだったんだ
ガキ大将だったんだ
などと、
延々じぶんのことを自慢するのだ
この家から出ていくことで
あいつにわたし自身を認識されるのが嫌だから
怖いから
バスの時間が刻々と迫っていても
出られずにいた
そんな状況を見ていた
弟くんが
「言おうか?」
わたし
「何を?」
弟くん
「うるさいって」
わたし😳😳😳
「そんなことをしたら、あいつに何を言われるかわからないじゃん」と
弟くん
「分かった」
でもこのままでは何も変わらない
そうこうしているうちに
本当にもう出ないと間に合わない状況に。。。
すると
弟くんが立ち上がり
窓を開けて
「その話、まだ続きますか」
と、
父親とあいつに向かって言い放った
あいつ
「ああ、どうもこんにちは」
弟くん
「うるさいです」
と、一言。。。。。。。
わたしの心の声
「〇〇ちゃん(弟の名前)。。。その言い方💦」
「こわっっ、やばっ😱」
エゴの声は
あれやこれやと言ってくる
すると
あいつが
「ああ、じゃ、また」と
すんなり去って行ったのだ
わたしの心の声
「〇〇ちゃん、すごっっっ。」
わたし
「すごいな。うるさいと言えるって、、、」
弟
「だって、本当のこと言っただけじゃん」
「冷静に言ったけどね」
→弟くんは音や話し声に敏感だから
迷惑だと思っていたようだ
お父さんが
玄関から入ってきて
開口一番に母親に言った
父
「ああ、助かった…トイレに行きたかったんだよ」
「わざと大きな声で話していたんだ。(たぶん、察して欲しかったようだ→家の誰かに助け舟を出して欲しかった)」
→お母さんはそういうことに気づかないし、何なら大声で「え?何?どうして欲しいの?」と言ってしまうタイプの人だから、察することはできない。繊細さのカケラも無いのだ。
電話の声すら大きいから外にいても聞こえる始末。内緒の話なんて出来やしない。
そこでわたしが感じたこと
父も母も
そしてわたしも
共通しているのは
“本音を言えない“ のだと
嫌なことを嫌だと言えない
断れないのだと
でも
弟くんは
ピシャっと
言い放ったのだ
弟くんのおかげで
わたしは安心して家から出ることができたよ
出勤時間にギリギリ間に合った
ありがとう😭
わたしの課題に気づかされた出来事だった
嫌なことを認識したら
“本音を伝える“
あなたは
本音を言えますか?
その日の帰り
わたしは神に思えた弟くんに
シュークリームを買って帰った
喜ぶかなぁ