ブロークンビーツパーティ「dIff Ver.2.0」開催のお知らせ(2024/6/29 at 茶箱)
こんにちは、DJ_emです。
さっそくパーティーのお知らせです。
やりたいことを濃縮還元したクラブパーティー「dIff(ディフ)」について、2回目の開催が決まりました。
半年サイクルでやるといっていたのに11ヶ月振りで、ほんとに人生ままならない。
ブロークンビーツでレフトフィールドなクラブミュージックがお好きで、もし最後までお読みいただける方は、ぜひお付き合いください。
クラブパーティーとしてのdIff(ディフ)とは?
dIffとは、「差分」や「差異」を表す言葉です。
dIffでフォーカスする「差分」とは、「音」「解釈」「人」の3軸で、開催を重ねるごとに発見したり、理解を深めたりできたら良いなと考えています。
お時間のある方は、後述のFAQをご覧ください。
2024/6/29予定のdIff Ver.2.0概要
今回は、東西線早稲田駅の音楽喫茶「茶箱」さんにて、開催させていただくことになりました!!
テキスト版は以下となります:
◆♢ dIff Ver.2.0 ♢◆
Subtopic : Coexist in Isolation
Date:2024/6/29 (Sat.) 16:00-22:00
Entrance : 3000 円(1ドリンク込)
※予約フォームに登録された方のご来場を優先します。
予約フォーム内「注意事項」も必ずお読みください。
DJ:(AtoZ)
DJ_em(dIff)
HARETSU
L?K?O
pencil (Dochakuso Records)
Live:
鬼畜生
Place:茶箱 早稲田/Sabaco Music & Cafe Waseda
Access:東京メトロ東西線「早稲田駅」3b出口(または、3a出口)
*以下の2ルートが特に分かりやすいアクセスのイメージです。
1:JRまたは西武線「高田馬場」駅から、東西線で1駅。
2:JR「中野駅」から東西線で3駅。
Address:〒162-0051 東京都新宿区西早稲田2丁目1−19 YKビル B1F
dIff Ver.2.0 注意事項
今回の会場である茶箱では、快適に音楽を楽しむために来場人数の上限を設けております。
そのため、dIff Ver.2.0では予約フォームを作成しました。
皆様のエントリーをお待ちしています。
dIff Ver.2.0のDJ・ライブアクトのご紹介
今回も、AtoZにてご紹介させてください。
僭越ながら、「この人のココがおすすめ!」コメントを書いております。
HARETSU
2010年 水木しげる著"猫楠"からの拾い物により命名。
2011年 幻の名盤解放同盟の影響を受けDJ行為を開始。
2012年 TOTAL DESTRUCTION VOL.1の衝撃でハードコアに傾倒。
以降Superbad MIDI Breaksに2013-2018年まで参加。ハードコア武者修行に明け暮れる。
並行して、様々な国の民族音楽を掛け合わせて新たな辺境音楽を作り出し、様々なジャンルをマッシュアップして轟音を織りなすなど、幅広い異国の祭感覚溢れるDJプレイを行う。
現在、テクノを意識拡大解釈し、昆虫の面構えと渡り合えるDJになるためアンダーグラウンドで修行中。
叩き上げサイケデリック教会大工ジョッキー。
Soundcloud :
emコメント:以前Twitchで行われていた「いえブ(家でブレイクコアの略)」で、HARETSUさんのMIXを聞いたのが初見でした。その中でも「2020 - 07 - 25 いえブ夏」でのMIXが凄すぎると思ってまして。
サイケデリックであることは確かなんですが、ドロドロしていない・しんどいところにハメていかないサイケデリクスで、心地よく揺らぐ、でも幻覚的なラインを維持するスタイルがとても好みです。
HARETSUさんの音から見える色合いは、光の三原色で色を集めた先の白を感じるものだと考えています。
L?K?O
クラブDJとしての『司祭性』とターンテーブリストとしての『実験性』を独自の文脈で融合させる異才。
National Geographic級の視野からセレクトされた異種音源を、新たな物語へと昇華させてしまうそのPLAYは、時に『変態』と評されてしまう因果を背負いながらも、TTC、Lightning bolt、JASON FORREST等、海外の強者達の賛辞を欲しいままにしている。
また、OOIOO/オリジナルラブ/KILLER-BONG/灰野敬二etcノ百戦錬磨の鬼才とのセッションワークでは、ターンテーブルという楽器が持つ可能性の極北を体現。 そのバランス感覚溢れるオリジナリティがシーンにおける独自性を更に際立たせている。
08年、ASA-CHANG&巡礼のタブラ奏者U-Zhaanとのユニット『Oigoru/オイゴル』による、初のオリジナルアルバム『Borshakaal brakes』をリリース。
emコメント:天才。
下北沢SPREADでやられているレギュラーイベントの「麻ノ雀」、2023年末の神宮前bonoboでやられていたDJしかり、いつ聞いても「なにそれ知らん…」な謎のレコードと、「それすごい好き!」なIDM / ブレイクコアが共存するプレイは尊敬しかありません。
でもそれは、たまたま私の刺さり方がそうなのであって、L?K?Oさんはいろんなジャンルのターンテーブルで回される音楽が好きな人へ、全方位に「?」を投げかけるスタイルであるからこそ、とてもかっこいいのだと思っています。
pencil (Dochakuso Records)
コンスタントに排便
カジュアルに自慰
日々の生活
継続は力
Soundcloud :
X :https://twitter.com/pencilest
emコメント:人によりけりですが、「B面」や「裏世界」が見たくなるときってあるじゃないですか。
pencilさんが「いえブ」に提出されていたMIXが「これが……pencilさんの裏世界……!?」と驚愕し、現場で聞きたい一心でオファーしました。
このMIX、ほんとにかっこいいので漆黒のIDMが好きな方は必聴です。最後のほうはエレガントな展開になるの、手練れすぎる。
Liminal Spaceなコンテンツを見てると聞こえてくる音だと思っています。
Live = 鬼畜生
関西発のトラックメイカー。
Breakcore、IDM、Industrial、Trap等の要素を独自の音像に昇華したBPM80~240まで横断する楽曲をSoundcloudやBandcampで発表。
禍々しくカルトな世界観とエクストリームな展開が信条。
近年は都内の出演が増えており、過去に「電ドラ!extreme」「DENDRA! Reincarnation」「廃祭」「K/A/T/O MASSACRE vol.444」等に出演。
別名義の「堕堕異灰児」ではVOCALOID等を使用した楽曲や、自身が描くデジタルアートを発表するなど、多方面で意欲的に創作活動を行っている。
emコメント:「Venom」という曲を聴いたときはたまげました。dIffのコンセプトMIXにも使わせて頂いており、オファーできてとても嬉しく思います。
プロフィール文の通り、1曲の中でBPMやテイストを横断し、さらに横断した曲同士をライブセットで1つのものにしていく世界の作り方は、圧巻としか言いようがありません。
鬼畜生さんとお話をしていくにあたり伺えた、「退屈への反抗」「打算のない瞬間の連続」という表現には非常に共感しています。dIffを行うときに意識したい姿勢とドンピシャで、今回とても楽しみです。
DJ_em(dIff)
dIffの主催者です。
2007年〜2015年頃に「MEOW!!!」という、WARP Records周辺のIDM/エレクトロニカ/ブレイクコアを集めるパーティーをオーガナイズしていました。2012年頃からGlocal PussysというDJユニットのメンバーもやってます。
現在は主に、新宿歌舞伎町のデカバー超「オッパラダイス」というイベントでハードグルーヴ中心のテクノやベースミュージックを行っていたり、「ブロークンビーツ」という解釈で改めてIDM / ブレイクコア / ブレイクビーツ / テクノなどと向き合ったDJをしています。
SNS、MIX各種:
https://twitter.com/em_meow
https://www.instagram.com/em_acid303/
https://www.mixcloud.com/em_meow_303/
dIffの感想・意見・文句・激励・罵倒は下記へお送りください。
https://www.instagram.com/diff_party
dIff Ver.1.0のDJ録音もあります。よかったら聴いてください。
https://www.mixcloud.com/em_meow_303/20230716-diff-ver10-dj_em/
dIffにまつわるFAQ
dIffのコンセプト説明a.k.a.怪文書です。一部Ver.1.0の再掲です。
Q1:なんでdIffをやろうと思ったんですか?
A1:趣味です。
趣味としてやるには、クラブミュージックのパーティーは時間もお金も思考リソースも相当コストかかります。
ですが、それをぶっこんででも「一晩でいいから、こういう音楽とそれを好きな同志で満たされてえ〜〜〜!」というビジョンがあります。
2023/7/16の1回目開催と今回で、やっぱりこういう電子音が大好きだなと自覚できたところですが、回を重ねるごとに「こういうのが好き」というのは少しずつ変わったり・変わらなかったりを楽しめるんじゃないかな?と考えています。
例として挙げておきたい音楽は、最近見つけたもので言うと以下のリンク群と、今回リンクしたDJ/ライブ各位の音です。
こういうのをたくさん爆音で浴びて踊って遊びたいんですよ。
Q2:dIffで何する気なんですか?
A2:以下の3軸追求となります。
音の差分
「ブロークンビーツ」という名目で、「差分、ズレ」がある音楽を集めたいです。
グリッチ、ディレイ、グレースノート(ゴーストノート)、ダブ処理、歪なリズム、アーメンブレイク、4で割れるけど4つ打ちじゃないもの、特定ジャンルにおいてそこでは主流とされているリズムや音色ではなく異質扱いされている曲、など。
ここは絶対に譲れない部分です。
ただ、ジャンルを細かく指定すると、差分のダイナミクスを弱めることになると思うので「これもdIffみがあると思う」と、みなさんにご提案頂けることを目指したいと考えています。
例えばテクノ界隈から見て歪な音が、別ジャンルではいつものことだったり、全くバンドの音ではないのにパンクを感じる曲だったり、本人はポップを目指しているのに異端判定を食らってるアクトだったり。
そうした「切り口」が変わることによって、何がどう差分となるかも変わることは、とても大事にしていきたいポイントと考えています。
解釈の差分
開催に応じて、毎回サブトピックを立てようと計画しています。
今回は「Coexist in Isolation=分離の中の共存」です。
たとえパーティー中であっても、人それぞれに音との向き合い方や楽しみって異なるはずと考えてます。今回オファーした各位も、唯一無二の個性が光る音楽性やDJ、見えている世界があるのだと感じています。
ですので、それぞれがそれぞれに楽しんでいる、だけど同じ場所・時間でそれをさまざまに行っている、というニュアンスとして付けました。
なお、この「解釈の差分」としてのサブトピックは、ドレスコードやかける音楽、フロアの空気を直線的に規定するものではありません。
あくまでも概念用です。
前回の再掲となりますが、例えば「”青色”をイメージした回」があるとして、どこに青を見出すかは、人によって違うのではないでしょうか。
服や装飾品を青色でまとめるお客様もいれば、全部青いレコードジャケットや「青/ブルー」の名がつく曲縛りのDJだったり、共感覚的に青を見出す音でセレクトしたりするライブアクトもいると思います。そこの差分を追求していく感じです。
dIffには、「解釈違い」をポジティブに楽しむ意図があります。
人の差分
「いつメン」が当たり前だと、「あのパーティー、こんな感じだよな」と安心感が増える代わりに、差分のダイナミクスが失われると考えています。
こちらからオファーさせていただければありがたいですし、DJ/Live/VJ/出店、いずれも自薦他薦問わずdIffなんか面白そうだな、と思われた方からの参加希望は、心から歓迎しております。
ピンときたら、DMください(Twitter or Instagram)。
*大変申し訳ありませんが、意思疎通できる人に限ります。
また、「もう一度出て欲しい!」とお願いさせて頂く場合もありますが、開催間隔が半年〜1年ごとと頻繁なパーティーではないため、一期一会を目指したいと思っています。
Q3:茶箱ってどんなところですか?
いいところです(完)。
居心地がよく、音響、ライティング、会話のタネになりそうなグッズや雑貨など、クラブ遊びを楽しく過ごせる環境だと思います。
クラブ遊びあるあるな困りごとについて、「茶箱、助かる…!」と実感できる要素もあるので、ぜひお越しください。
Q4:予約方法がわかんないです
予約フォームで注意事項を読む
ご予約は終わりです