【インタビュー】「AIはインフラのような存在に」平穏を求める市川さんはなぜELYZAに飛び込んだか
AI は医療と同じくらい、人々にとって欠かせない存在になる
市川さんの経歴を簡単に教えてください。
2013年に外資系の製薬会社に入社し、営業やマーケティングを担当しました。それからコンサルティングファームに転職したり、大学院に通ったりした後、少しだけフリーランスとして活動していました。ELYZAとはそこで出会いましたね。
現在は経営企画として、今の会社にとって必要だと思うことを幅広く担っています。最近だと財務/会計管理やアライアンスに関わる業務全般ですね。全社会議の運営やストックオプション制度の設計サポートなどもやってきました。
行動力がすごいですね。その源泉は何でしょうか?
社会人になってしばらくは、とにかく早くキャリアを積みたいと思っていましたね。結婚や出産も経験したくなるかもしれない、でもその後も働き続けたい。そう考えたときに、海外赴任や昇進の機会を逃すことなく、全力で自己成長に邁進しようと必死だったんです。今の私からだと想像しづらいですよね?(笑)
自分が大切だと感じたことに120%全力を注ぐ性格はずっと変わっていないと思います。一方で、当時はまだ自分への自信というか、軸がなかったのでがむしゃらでした。
現在はどのように自身の軸を置いているのですか?
フリーランス時代にいろいろなスタートアップと関わる中で、やはり技術やサイエンスを基盤にした企業に惹かれるなと感じました。その技術が社会に必要なものであり、私自身がその技術の価値を信じられるかどうか、これが軸のひとつになると思います。
思えば製薬会社に就職したのも、医療・製薬は社会のインフラだと感じていたからでした。AI はきっと医療・製薬のように人々にとって欠かせない存在になっていくと思います。
研究開発の世界は純粋にすごいなと思いますし、そこから生まれた新しいものが顧客に届くよう工夫することは楽しいです。特に生成AIの市場は進化・変化のスピードが早く、刺激的ですね。
個性が集うELYZA。心穏やかにチャレンジできる社風に惹かれて
興味関心の軸が定まったのですね。軸は他にもあるのでしょうか?
それは「人」ですね。どんな人たちと働くかだと思います。個性や多様性に溢れる環境にいたいですね。考え方や働き方、持って生まれた才能が自分と違う人ほど面白いと感じてしまいます。
私がいわゆるバウンダリースパナー型※の人材だからという理由もあります。製薬会社時代にある製品のプロモーションを担当した際、右も左も分からず、上司や同僚だけでなく、グローバルチームや、他部門の方たちを頼りに頼った経験があります。私は何もしていないはずなのですが、よい結果が出て、周りにも喜んでもらえて驚きました。
※ 組織の壁を超えて情報やリソースを橋渡しする役割
周りの人の才能に気づいたり、その才能が活きる場面を提供するのが人より少し得意なのだと思います。その意味でも個性豊かな人たちに囲まれていることは私にとって大切です。
ELYZAを選んだ理由にもつながりますか?
もちろんです。私はよく「平穏が大切」と言っていますが、望まないストレスがかからないという意味合いです。ELYZAは個性や才能に溢れていると感じたことはもちろん、ここなら心穏やかにチャレンジを楽しめそうだと思ったことが決め手です。
ELYZAはビジネス側とエンジニア側の垣根や上下がなく、お互いを尊重していることが素敵ですよね。ビジネス側はエンジニアの視点を信頼して頼っているし、エンジニアの皆もクライアントとの会議に積極的に参加してくれるという関係性があります。
これは前提に「(そのAIは)誰が何のためにどう使うのか?」という視点が浸透していて、それが品質に対するこだわりに直結しています。その真摯さが自然と互いを尊重することにつながっているのだと思います。
120%チャレンジするためにも、心は平穏で、ということですね。
そうですそうです。うちのメンバーってSlack の times チャンネル※に「眠い〜」とか「焼肉食べたい」とかよく書いてるじゃないですか?最初はびっくりしましたが、思いきり自己開示しても許容される場所なんだなと思えました。
※ 個人用のつぶやきやメモをする場所
近い話として、年功序列が全く無くフラットですよね。そもそも気にしていなさ過ぎて誰が何歳なのか分からない(笑)。私より若いメンバーも責任感が強くクライアントから信頼されているし、ELYZA に来る前に他で活躍していたメンバーもたくさんいるし、そういう人たちがELYZAに集まっているのはすごいことだなと思います。
みんなのELYZAにとって、最高のルートを見つけられるように
これからのチャレンジについても教えてください。
経営企画になって最初の頃は、ボードメンバーがやりたいことをサポートするのが私の仕事かなと思っていたんです。でも今はそれだけじゃなくて、私が思う ELYZA にとってのベストは?という意思をプロセスに込めたいと思うようになりました。代表の曽根岡さんの会社ではなく、曽根岡さんの会社でもあり私の会社でもある。もちろん ELYZA みんなの会社でもあるという気持ちです。
みんなの ELYZA にとって一番良い意思決定をするために、必要なことは誰よりも手を動かしたいです。また、メンバーの皆が何を思っているかに常にアンテナを張りながら、代弁者でいられるように意識しています。それが私らしい意思の込め方かな?と。
事業が少しずつ軌道に乗るにつれて、企業成長のためには事業で売上をつくる以外にも多くの仕事が必要なんだとひしひしと感じています。課題や選択肢が無数にある中でもがく日々ですが、いずれは「最高のルートを見つけてきました!」と言いたいですね。
最後に
ELYZAではサービス開発を一緒に取り組んでくださる仲間を募集しています。採用資料もぜひ見てください。
カジュアル面談、ぜひお気軽に。
ELYZAではエンジニア、コンサルタントなど、様々な職種で一緒に事業を前に進めてくれる仲間を募集しています。少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひカジュアル面談にお越しください。