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「自分が売るものを愛している」

ロサンゼルスから届いたばかりのヴィンテージブレスレットたち。
2年半ほど前にLA買い付けで出会って以来、ずっとお世話になっているディーラーさんからセレクトしました。

彼女のコレクションは、いつ見てもはっとさせられるほどユニークで自由で楽しい。
そのセレクトに、持ち主の人柄が表れているような気がします。


私は彼女に比べると厳しく、我が強く、尖りのある性格だと自分では思っています。
自分と性質が大きく異なる彼女の人柄に触れると、いつも自分の内面が緩み僅かに弾けるような、良い刺激を受けます。


今日彼女のコレクションを眺めていたら、「自分が売っているものを愛していることが大切よね!」という彼女の言葉を、ふと思い出しました。

LAの彼女の自宅にお邪魔して、一緒にジュエリーについて話していたときに、彼女が発した言葉です。

それを聞いたとき、私たちの共通点はこれだなぁと思いました。あとは純粋なところと、繊細なところと、プライドを持っているところ。



自分が愛していないものを売ることができたなら、私は今確実に違う場所にいたはず。

キャリアのために「もしかしたら、愛していないものでも売ることができるかもしれないじゃないか」と自分に言い聞かせ、心を殺し続けた日々もありました。

その結果、どう足掻いても「自分が愛しているものを売る」ことしか出来ないという自分の性質を思い知って、一人になった・・

彼女の言葉から、そんなことを思い出した夜でした。

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