ドングリFMを聞いて考えた「めんどくさくないおじさん」になるためのポイント
これは、ドングリFMリスナーの Advent Calendar 2020 22日目の記事です。
ドングリFMの中で、僕がもっとも印象に残っているのは、「おじさん」について語られた以下の回だ。
僕は来年40歳になる。この回で語られているとおり、「美味しんぼ」や「課長島耕作」を愛しているし、「ジャンプ」よりも「モーニング」を面白いと感じる。
野球漫画を読むにしても「選手として甲子園を目指す!」より「スカウトマンが如何にして原石を発掘するか」といったストーリーにひかれるようになった。
そんな風にすっかりおじさんになってしまった僕は、最近「如何に若者にとってめんどくさくないおじさんになるか」ということを考える。そして、いくつかの重要なポイントがあると感じるようになったので、この機会にまとめておきたい。
1.「めんどくさいおじさん」はひがみっぽい
ひがみっぽい「おじさん」はめんどくさい。
例えば、「自分の知らないところで飲み会が開催された」とする。誘われない理由は色々だ。たまたまタイミングが合わなかっただけかもしれないし、その参加者だけで相談したいことがあったのかもしれない。
誘われなかったからといって必ずしも嫌われてるわけはないし、笑顔で「また機会があったら誘ってよ」といえば、それでよい。
しかし、こうした場合に「おじさん」は異常にひがみっぽくなってしまう。ひょっとすると、飲み会に参加した若者たちや周囲に向けて「どうせ、俺は嫌われてるから」などと口にしてしまうかもしれない。
こうなると非常にめんどくさい。というわけで、「めんどくさくないおじさん」になるためには、ひがみっぽくあってはならない。
2.「めんどくさいおじさん」は恩着せがましい
「おじさん」は伊達に歳を重ねているわけではない。生きてきた年数の分だけ経験やスキルを身に着けている。そして、それを下の世代へ還元する機会も増えてくる。
ただ、この時に気を付けなければいけないのは「恩着せがましくなってはならない」ということだ。例えば、後輩が有給休暇を取得した日に、何らかの仕事を代わってあげたとする。自分だって休暇を取る時があるだろう。お互い様だ。
しかし、「めんどくさいおじさん」は別の同僚などがいる場所で「この前、●●に仕事押し付けられてさー」などと冗談めかしながらも恩着せがましく語り、後輩にひきつった笑いを浮かべさせたりする。
こうなると非常にめんどくさい。というわけで、「めんどくさくないおじさん」になるためには、恩着せがましくあってはならない。「かけた情けは水に流せ。受けた恩は石に刻め」という奴である。
3.「めんどくさいおじさん」は嫉妬する
「承認欲求」というと若者の特権のように思える。しかし、歳をとったからと言って、必ずしも承認欲求から自由になれるわけではない。
ましてや、「おじさん」になると「若いころをいかに過ごしたか」という問題の答え合わせが始まる。あるものは出世し、あるものは年収があがる。それに対して嫉妬を露わにする「おじさん」は周囲にしてみると、非常に扱いにくい。
「あいつは運がいいだけだ」「俺の方が実は…」などという話を始められたら、聞いている方は愛想笑いを浮かべながら相槌を打つしかなくなってしまう。
こうなると非常にめんどくさい。というわけで、「めんどくさくないおじさん」になるためには、嫉妬を露わにしてはいけない。
他人に嫉妬する必要などない。自分には自分の良さがあるはずだ。多分。
「おじさんになることにあらがってはいけない」「あらがうと『痛々しいおじさん』になってしまう」。上の回では、このそんなことも語られていた。
まったくその通りだ。
これらに加えて上の3つを意識することで、僕は「楽しくて優しいおじさん」でいたいなと思う。ゆるく語り合っているようで深い示唆を与えてくれる。僕は、そんな「ドングリFM」が大好きです。
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