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【米国市況】6月PMI 需要はどこへ行った?
6月の購買需要が減少し、総合PMIが52.3であった。(予想は51.2)
かなり心配な超重要な指標も解説します。
1.PMIとは?
企業の購買担当者らの景況感を集計した景気指標。PMI値が50を上回ると景気拡大(回復)、50を下回ると景気後退の判断ができることもある。
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2.6月の総合PMIが予想を超えているが、前月比で減少
予想の51.2に対して、6月の総合PMIが52.3に達した。ただ、5月は53.6だったため、前月比で下がった。
![](https://assets.st-note.com/img/1657173952750-0SoMazgQX0.png?width=1200)
また、S&P GlobalのIHS Markitが正式に出されているレポートでは今の米国経済状況をとても分かりやすく説明しているので、英語での記載ですがご興味のある方は一度ご覧になられてください。
3.最後に
6月は経済全体の需要減少が見られた。また、新規受注も全業界で減少傾向。
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需要がないと受注もできない、つまりお金が回っていない、経済が苦しいことになる。「50」の赤い線を下回ったら新規受注が前月比で増加していないことになるのだが、すべての業界は減少し始めている。
金融系の「Financials」は40を下回っているが、個人的に消費財の「Consumer Goods」がとても気になる。小売で販売している消費財の需要が減ると、経済的なダメージが大きい。この根本的な問題は2つ、インフレと小売りの過剰在庫。
過剰在庫について「問題だらけのアメリカ経済」記事にも書いたあるので、ご興味のある方はお読みください。